花の祭典盛況
2014-04-18 19:14:51
東京ビッグサイトで開催された花の祭典「フラワードリーム2014」が盛況のうちに終了
2014年4月12日と13日の2日間、東京ビッグサイトで「フラワードリーム2014」が開催されました。この祭典は、日本最大級の花のイベントであり、通算第6回を数えました。毎年多くの来場者を迎え、今年も約55,000人もの人々が花の世界を楽しむために集まり、充実した内容で幕を閉じました。
オープニングセレモニーでは、JFTDの川並会長によるテープカットが行われ、開場前から長蛇の列ができるほどの盛況ぶりでした。メインステージではさまざまなイベントが繰り広げられ、特に注目を集めたのが「2014ジャパンカップ」です。このフラワーデザイン競技会には、全国から選ばれたトップフローリストが集結し、激戦を繰り広げました。セミファイナルを勝ち抜いた10名がザ・ファイナルに進出し、熱気と期待が会場を包みました。
栄えある優勝者には、和風の花束を得意とする東京・フラワーショップ花徳の堀文則さんが選ばれました。表彰式で優勝が発表されると、ざわめきと歓声が響き渡り、堀さんはその瞬間の感動から思わず言葉を詰まらせました。「会場のお客様あっての私たちフローリストです。ありがとうございます」と、感謝と喜びの気持ちを伝えました。
また、「Enjoy60!Happy Rose」のコンセプトに基づいた「第7回Happy Roseアワード」では、草刈正雄さんが受賞し、長女の紅蘭さんと共にステージに立ちました。草刈さんは、「今まででいただいた全ての賞の中で最も嬉しい」と感謝の言葉を述べ、紅蘭さんは父親への手紙を読み上げると、感動のあまり涙をこぼしてしまいました。この瞬間、観客席でも感情を共有し涙を流す姿が見受けられるなど、心温まる場面となりました。
展示エリアでは、池坊いけばなの展示や「いけばなインターナショナル」の作品が並び、伝統的なものから新しいスタイルまで幅広い作品を楽しむことができました。特に日本の伝統盆栽と浮世絵のコーナーでは、古典植物がモダンな家具と融合した新たな提案が行われ、来場者の目を楽しませるものでした。
また、花に関連した商品が一堂に集まる「フラワーマーケット」では多種多様な商品が並び、生花や鉢物を直接購入することができました。コンテストやワークショップも充実しており、花を使った体験が大いに盛り上がりました。これらのイベントは、花に興味がある方々全てに楽しんでいただける内容でした。
さらに、フラワードリームは東日本大震災の復興支援活動にも取り組んでおり、入場料の一部を義援金として寄付するなど、素晴らしい使命を持ったイベントでもあります。「花の魅力」を伝えるこの祭典は、毎年多くの人々に感動と楽しさを提供し続けています。新たなファンを生む花の世界は、今後も多くの笑顔を引き出すことでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人JFTD
- 住所
- 東京都品川区北品川4-11-9日本フラワー会館
- 電話番号
-
03-5496-5829