世界最薄PLA容器
2023-11-28 10:00:03

環境に優しい世界最薄PLA容器が誕生!新ブランドIZ EARTH登場

環境に優しい未来を見据えた新素材、世界最薄のPLA容器



2023年11月、国際プラスチックフェアにおいて発表されたことで、新たに脚光を浴びている「IZ EARTH」のPLA射出成形容器。この容器は、持ち運びやすく、かつエコフレンドリーな特徴を備え、環境問題への挑戦を象徴しています。特に注目すべき点は、その薄さで、わずか0.53㎜という驚異的な薄さを達成しながらも十分な強度を維持していることです。

生分解性プラスチックの新しい可能性



このPLA(ポリ乳酸)は、植物由来の生分解性プラスチックとして知られています。微生物の作用により水と二酸化炭素に分解されるため、環境への負担が少ない素材です。従来のプラスチック使用による環境問題が取り沙汰される中、IZ EARTHは新たなスタンダードを築くことを目指して、この製品を開発しました。

IZ EARTHの提唱する4つの特徴



1. 世界最薄の射出成形容器
2. 高い強度を保持
3. 軽量かつ透明
4. 大量生産が可能

特に、IZ EARTHの容器は、薄さと軽さがありながらも、持ち手が凹まず、飲み口も折り返しがなく、使用時のストレスを感じさせません。実際に手にとってその軽やかさを体験してみることをおすすめします。

製法ライセンスと技術革新



この革新的な製品の背後には、小松技術士事務所が保有する300を超える特許があり、そこからの製法ライセンスを受けて開発が進められました。この特許技術により、従来の課題を乗り越えて、薄肉のPLA容器を実現したのです。

技術的な課題を解決するための取り組み



従来のPLAは、その溶融時の流動性が悪く、薄い製品の成形が難しいとされてきました。また、従来の石油由来のプラスチックと比較して原材料費が高いため、流通に乗せるのが困難でした。そこに注目し、株式会社三義漆器店は小松道男氏と提携して技術革新に取り組みました。

薄肉PLA射出成形技術



・超臨界状態のCO2を利用して流動性を良くする方法を採用。
・バルブゲートを使い、キャビティへの直接充填を実現。
・金型の急冷技術を用いて、連続生産を可能に。

これら技術の導入により、世界トップレベルの薄肉容器射出成形ラインが構築され、実用化が進んでいます。

カーボンニュートラルを実現するPLA



使用後のPLA製品はコンポストに入れれば約2ヶ月で完全に分解されます。これにより、化石資源由来のCO2の排出がなく、カーボンニュートラルな素材としての特性を持っています。このため、消費者の意識が重要であり、正しい処理が求められています。

新ブランドIZ EARTHの誕生



この魅力的な製品群を広めるために、新たに立ち上げられたブランド「IZ EARTH」。このブランドは、環境問題への解決を目指すという強い意志が込められています。良いデザインを追求し、顧客のニーズに応える形で製品を展開していくことで、新しいリターナブル食器としての可能性を探ります。

今後の展望



現時点で開発されたPLA薄肉容器は、飲料カップや食品容器として広く利用できるものであり、企業や自治体のロゴをあしらった製品展開も計画しています。独自デザインの金型開発の相談にも応じるとのことです。

このように、IZ EARTHは未来に向けた大きな一歩を踏み出しました。次回の国際プラスチックフェア(IPF Japan 2023)でのさらなる発表が期待されます。

会社情報

会社名
株式会社 三義漆器店
住所
福島県会津若松市門田町大字一ノ堰土手外1998-3福島県会津若松市門田町大字一ノ堰字土手外1998-3
電話番号
0242-27-3456

関連リンク

サードペディア百科事典: 福島県 PLA 会津若松市 環境問題 IZ EARTH

Wiki3: 福島県 PLA 会津若松市 環境問題 IZ EARTH

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