生産管理システム「DrumRole」
2024-10-17 10:32:08

町工場を支える生産管理システム「DrumRole」の成り立ちとビジョン

町工場の未来を切り開く生産管理システム「DrumRole」



2024年10月17日、東京都企業立地相談センターは、株式会社DrumRoleの取材記事を公開しました。この会社は、町工場を支援するために設計された生産管理システムを開発しています。代表取締役CEOの松本隆太郎氏と、COOの牛尾夢海氏へのインタビューを通じて、そのビジョンや理念に迫ります。

中小企業支援の重要性



独立行政法人中小企業基盤整備機構の調査によると、日本の企業の99.7%が中小企業であり、約7割の雇用者が中小企業に従事しています。これらの企業は、日本経済の根幹を支える存在です。それにもかかわらず、多くの中小企業が旧態依然とした生産管理手法に悩まされています。

そこでDockerRoleは「DrumRole」という生産管理システムを開発。システムの特徴は、必要な機能に絞り込まれた使いやすい設計にあります。これは中小企業、特に町工場が抱える問題を解決するための鍵となる仕組みです。

起業のきっかけ



松本氏が町工場の現場を目の当たりにしたことが起業の根底にあります。彼は「実家の工場が長野県にあり、そこから町工場の現実を見てきた。その中で非効率な生産管理が行われていることを知り、それを何とかしたいと考えた」と語ります。松本氏と牛尾氏は、社会人経験を経て2022年に起業しました。

生産管理システム「DrumRole」の特徴



DrumRoleは、生産管理に必要な機能を厳選し、特に町工場にフィットするように開発されています。具体的には以下の3つのコア機能があります。

1. 受発注管理: 複雑な管理業務を効率化。
2. 品質管理: スマホで不良品の写真を撮影し、品質アップへ。
3. 工程管理: 製造と営業の情報共有を円滑に。

このシステムは、特にスマホに特化し、直感的な操作を重視しているのも大きな特徴です。これにより、PC作業が苦手な従業員でも使いやすくなっています。

東京・大田区のメリット



株式会社DrumRoleは、東京都大田区に拠点を構えており、多くの町工場が集まる地域に利点を見出しています。新たなネットワークを作りながら、ビジネスチャンスを広げることができます。大田区の展示会に出展することで、町工場との繋がりも増えました。

「六郷BASEなどのインキュベーション施設を通じて、他の企業と意見交換しながら、自らの成長につなげていくことができている」と牛尾氏。

今後の展望



目標として、年間売上を5年以内に10億円にし、会社を上場させることを掲げています。「我々の成長は日本の中小企業、町工場の成長に直結します」と松本氏は語ります。「DrumRole」を通じて、町工場の生産性向上を図り、モノづくりの楽しさを再確認してほしいとの願いがあります。

企業情報



株式会社DrumRoleは、町工場を支援するためのクラウド型生産管理システム「DrumRole」を提供しています。既存のシステムに比べてリーズナブルであり、町工場にとって本当に使いやすいデザインに拘っています。

URL: DrumRole公式サイト

まとめ



株式会社DrumRoleは、町工場の現状を改善するために立ち上げられたスタートアップ企業であり、その情熱と挑戦が日本の製造業の未来を切り開くことが期待されています。事業の成功が、より多くの町工場の支援につながることを願っています。


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会社情報

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東京都企業立地相談センター
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