ザーイド・サステナビリティ賞
2022-01-18 17:31:18

高等学校やNPOの取り組みが評価されるザーイド・サステナビリティ賞2022開催!

ザーイド・サステナビリティ賞2022開催



2022年5月、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにて、持続可能な取り組みを行う中小企業やNPO、さらに世界の高等学校を表彰する「ザーイド・サステナビリティ賞」が開催されました。授賞式には、シェイク・ムハンマド・ビン・ラーシッド・アール・マクトゥーム殿下が出席され、受賞者たちを祝福し、持続可能な発展の重要性を再確認しました。

彼は、UAEが故シェイク・ハリファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン大統領の下で、経済と人類の持続可能な発展に向けた取り組みを推進し続けていると強調しました。「ザーイド・サステナビリティ賞」は、イノベーションを通じて困難な状況を軽減し、生活の質を向上させる手段であるとされています。

授賞式の内容



授賞式では、シェイク・モハメッド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下の支援と指導のもと、UAEが目標とする「持続可能な未来の実現」のための努力が紹介されました。彼はまた、「この14年間、ザーイド大統領の長期的ビジョンが多くのパイオニアたちの情熱に火をつけ、さらなる進展を遂げている」と発言しました。また、若者の持続可能な開発における役割も強調されます。

受賞者と部門



受賞者たちは「保健」「食糧」「エネルギー」「水資源」「グローバル・ハイスクール」の5つの部門で表彰され、賞金総額は300万米ドルに上ります。以下はそれぞれの部門で受賞した団体とその取り組みです。

保健部門



アルゼンチンのMamotest社は、遠隔診断を用いた取り組みが評価されました。彼らは乳がんの早期発見を推進するため、高品質な医療サービスを提供しており、今後5年以内に対象者を100万人以上に増加させる計画を立てています。

食糧部門



インドのS4Sテクノロジーズは、食糧保存と脱水システムの革新で受賞しました。特に、農村地域の女性の地位向上を目指し、農業廃棄物の削減と収入向上に取り組んでいます。

エネルギー部門



バングラデシュのSOLshareは、相互接続されたマイクログリッドを構築し、農村地域全体での効率的な電力配分を実現しました。彼らの取り組みにより、35,300人に利益をもたらしています。

水資源部門



シンガポールのWateroamは、被災地や農村地域向けの携帯用浄水器を提供し、清潔な飲料水の確保に貢献しています。彼らのソリューションは38か国で15万人以上に利用されています。

グローバル・ハイスクール部門



この部門では、世界の6地域から選ばれた合計6校が受賞。各校は地域社会の持続可能性に貢献するプロジェクト案を提案し、その実現のための資金を得ることができます。

影響と展望



この賞は2008年から始まり、これまでに84の受賞取り組みを通じて、150カ国以上の3億7,000万人以上の生活を変革してきました。UAEの産業・先端技術大臣、スルタン・アーメド・アル・ジャベール博士によれば、この賞は世界中のコミュニティに持続可能な影響を与え続けると述べています。

地域の脆弱なコミュニティに向けも影響力を広げていく「Beyond2020」のようなイニシアティブを通じて、持続可能性に関する重要ソリューションを普及させていくことが期待されます。

結論



ザーイド・サステナビリティ賞は、中小企業や高校が持続可能な未来の構築に寄与するための重要なプラットフォームであり、受賞者たちの取り組みは、地域社会だけでなく、世界全体にポジティブな影響を与えています。今後も、このような取り組みが広がっていくことに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
Zayed Sustainability Prize
住所
PO Box 54115 Abu Dhabi, UAE(アラブ首長国連邦)
電話番号
971-2653-3333

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