亀岡蒸留所「ときはいまオーク樽貯蔵」が金賞3年連続殿堂入りを達成

亀岡蒸留所「ときはいまオーク樽貯蔵」の快挙

京都府亀岡市に位置する亀岡蒸留所が製造する芋焼酎「ときはいまオーク樽貯蔵」が、名誉ある東京ウイスキー＆スピリッツコンペティション2025（TWSC2025）で3年連続の金賞を受賞し、ついに殿堂入りを果たしました。この成功は、原料から製造まで手を尽くした結果であり、さらに多くの人々にこの美味しさを伝えたいという思いが詰まっています。

傑作「ときはいまオーク樽貯蔵」の魅力

「ときはいまオーク樽貯蔵」は、アメリカンオーク樽で熟成された紫芋焼酎で、その名の由来は、戦国武将明智光秀の和歌「ときはいまあめが下しむ五月かな」から来ています。

この焼酎は、柔らかな紫芋の甘みと樽からの香りが絶妙なハーモニーを奏で、ウイスキーのようにオンザロックやハイボールで楽しむことができます。原酒には、契約農家が栽培した「パープルスイートロード」という紫芋が用いられ、華やかな香りと上品な甘さを引き出しています。初出品の2023年から一貫して高評価を得ており、2024年、2025年の受賞が続いています。

殿堂入りの背景と製造体制の変化

TWSCは、アジア最大級のウイスキーおよびスピリッツの品評会として、国内外の酒類の質を評価し続けてきました。焼酎部門が設けられたのは2019年からで、今回の受賞はその成果を象徴しています。

亀岡蒸留所は、初めての出品から3年にわたり、杜氏一人での製造から体制を拡大し、今春からは製造スタッフも4名に増えました。この体制の変化により、より安定した品質での製造が実現し、多くのお客様に安定的に供給できるようになりました。

京都の食文化と蒸留酒

亀岡蒸留所の焼酎は、京都の食文化に基づいており、「和食に合う食中酒」をコンセプトにしています。亀岡市産の紫芋を100%使用し、自然環境と水質の良さを活かして仕込まれています。杜氏は日本酒製造の経験を活かし、焼酎造りの技術と日本酒の繊細さを融合させることで、質の高い製品を生み出しています。

周囲の風土や自然の恵みを存分に受けた「ときはいまオーク樽貯蔵」は、今後あらゆる場所で親しまれることを目指しています。焼酎の新たな価値を提案するその取り組みは、国内外での更なる展開を期待させるものです。