おすそわけ活動10年の歩み
2024-12-09 14:51:24

10年の感謝と未来への希望を語る「おすそわけ活動」のイベントが開催される

おすそわけ活動10周年記念イベントの開催



認定NPO法人おてらおやつクラブは、11月30日(土)、奈良県東大寺の金鐘ホールにおいて、10年間の活動を振り返るトークイベント「おすそわけ活動10年、うれしいを実感できる社会へ」を開催しました。イベントには、食品ロス問題ジャーナリスト・井出留美さんもゲストとして招かれ、約90人が参加しました。

活動の振り返りと交流の場



来場者たちは、ボランティアとして活動している仲間や、東京都から遠く足を運んだ人々も含めて、特別な思いで集合しました。受付には、参加者が持参したお菓子や日用品などを納めるための巨大三宝が設置され、多くの「おそなえ」が集まりました。

おてらおやつクラブの代表である松島靖朗からは、活動のきっかけやこの10年間に起こった重要な出来事について語られました。「皆さんとの出会いが活動の大きな支え」であったという松島の言葉には、感謝の思いが込められていました。

トークセッションとサイン会



イベントの後半では、井出留美さんとのトークセッションが行われました。二人が出会った経緯や、著書『おてらおやつクラブ物語』の成り立ちなどを語り合う中で、活動への深い情熱が伝わってきました。また、トーク後には井出さんのサイン会も開催され、多くの参加者が彼女のサインを求めました。

大仏拝観ツアーの開催



さらに、東大寺大仏殿の院主である森本公穣氏による解説付きの大仏拝観ツアーも行われ、参加者は奈良の文化に触れる貴重な体験をしました。イベントを通じて、多くの参加者が食品ロスや貧困問題についての理解を深め、これらの社会問題に対する関心が高まる様子が見受けられました。

親子で参加した一人の男性は「貧困問題は表に出ることが難しい。今日の講演で得た知識を多くの人に伝えたい」と感想を述べました。

おすそわけの受け取り先



この日、集まった「おそなえ」は、後日ひとり親家庭や子ども支援団体に届けられ、必要な人々に「おすそわけ」される予定です。また、現在おてらおやつクラブは、歳末の時期に特に支援が必要な家庭に向けて「歳末たすけあい2024」を実施しています。この取り組みは、全国2,200世帯におすそわけを届けることを目的にしています。寄付を通じてこの活動を支援する方法もあり、みんなで協力することが大切です。

今後の活動への期待



おてらおやつクラブの活動は、子どもの貧困問題解決を目指しており、仏教の教えを基にさまざまな困難を抱える家庭を支援しています。イベントを通じて、多くの人々が集い、共に考え、支え合うことの大切さが再確認される一日でした。今後も彼らの活動が広まり、より多くの子どもたちへ温かい手が差し伸べられることを期待したいです。

詳細情報や寄付については、おてらおやつクラブの公式ウェブサイトをご覧ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
特定非営利活動法人おてらおやつクラブ
住所
奈良県磯城郡田原本町八尾40
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。