『災害リアリティゲーム 水害サバイバル』の登場
あそび総合カンパニー株式会社IKUSAが2024年10月3日、革新的な防災教育ツールとして水害シミュレーション型ボードゲーム『災害リアリティゲーム 水害サバイバル』を発表しました。本ゲームは、プレイヤーが水害からの生存を目指し、実践的な知識や行動を楽しみながら習得できる内容となっています。
ゲームの概要
『水害サバイバル』は、最新の水害に関する情報を取り入れた教育型のボードゲームです。参加者は架空の街の住民となり、さまざまな条件や役割を持って他のプレイヤーたちと協力しながら避難行動を行います。アイテムの交換や情報の共有を通じて、限られた状況下で生き残る力を養うことを目指します。このゲームは防災士の監修のもと製作されており、学校や企業の防災教育にも幅広く活用されています。
基本情報
- - 実施時間: 2時間~2時間30分(入退場時間を除く)
- - 対象年齢: 12歳以上
- - 参加人数: チーム戦(27~144名)、個人戦(10~36名)
- - ゲーム種別: 協力戦
こんな方にオススメ
- - 水害に対する具体的な対策が理解できていない方
- - 座学だけでなく、実践を通して学びたい方
- - 学びを楽しむレクリエーションを求めている方
- - 学校で楽しく防災を学びたいと考えている方
ゲームを通じて、災害への備えを強化することができる『水害サバイバル』は、以下のようなシーンで活用できます。
- - 学校や自治体の防災イベント
- - 企業の防災訓練や研修
学びのポイント
1. ハザードマップの活用法を習得
ゲーム中には「洪水」「内水・高潮」「土砂災害」といった3種類のハザードマップが使用されます。プレイヤー同士で情報を交換し、危険を回避するための実践的な学びが期待できます。
2. 知識の定着
進行中に水害に関する知識を学ぶ時間があり、災害発生時に注意すべき点を解説します。ゲームを通じて体験と講義を繰り返すことにより、理解が深まる仕組みです。
3. マイ・タイムラインの作成
ゲーム終了後は、「マイ・タイムライン」を作成し、自分の防災行動を時系列で整理します。これにより、災害へ備える計画を強化することができます。
ゲームの進行
ステップ1: ルール説明
プレイヤーに予備知識を与えないよう、防災関連の説明を行わずにルールを説明します。
ステップ2: ゲーム開始
各プレイヤーは、与えられた達成条件を満たすために移動やアクションを起こします。
ステップ3: 振り返り
ゲーム終了後自分の行動について振り返り、MCから適切な行動の解説を受けます。
開発の背景
IKUSAは、これまで200以上の防災イベントを実施する中で、次のテーマとして『水害』に着手することを決定しました。水害は予測可能な災害であるため、適切な対策を講じやすい特性があります。この『水害サバイバル』を通じて、皆が命を守る行動を理解しやすくしました。
あそび防災プロジェクトとは
「遊び」を通じて防災意識を高めることを目的としたこのプロジェクトは、楽しい体験を通じて自助・共助の大切さを学ぶ機会を提供しています。防災運動会やワークショップなど、これまでに多数のイベントを行ってきました。
公式サイト:
あそび防災プロジェクト
株式会社IKUSAは、地域課題の解決に向けたイベントや研修を提供し、遊びの価値を高めることを目指しています。
公式サイト:
IKUSA