StartPassが東京都と協定を結びスタートアップ支援へ
スタートアップ支援のプラットフォームを手掛ける株式会社StartPass(本社:東京都新宿区)は、東京都のスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」の令和6年度協定事業者に採択された。これは、日本をスタートアップしやすい国にするための重要な一歩である。
StartPassは、これまでファウンダー(創業者)への支援を行ってきたが、今後は「東京をスタートアップしやすい都市へ」となることを目指し、エンジェル税制の利活用促進に注力します。
協定事業の概要
「エンジェル税制」は、スタートアップに個人投資を行った人に対し、所得税の優遇措置を与える制度である。この制度の普及を通じて、東京を中心にスタートアップ・エコシステムの活性化を図ることが期待されています。しかし、エンジェル税制を利用するには、ファウンダーが多くの手続きを行う必要があり、税制の適用が難しい現状があります。これにより、エンジェル投資家がスタートアップに対して資金提供を躊躇する場面が多く見受けられます。
また、エンジェル投資家とスタートアップの接触機会が限られていることも課題として指摘されています。そこで、StartPassは、このような課題を解消し、エンジェル投資機会を増やす取り組みを開始します。
第三の取り組み内容
StartPassは以下の3つの施策に取り組むことにしました。
1.
エンジェル税制の確認申請の代行(BPO)
スタートアップに特化した税理士事務所との提携を通じて、エンジェル税制の申請プロセスをスムーズに行う。
2.
セミナーの開催
エンジェル税制やエンジェル調達に特化したセミナーを開催し、投資についての理解を深めてもらう。
3.
マッチング機会の創出
ファウンダーとエンジェル投資家の接点を増やすためのイベントを実施し、相互の理解を深める。
スタートアップの生態系の強化へ
StartPassは、これまでにも「経営加速クラウド」として170社以上のVCやCVC、エンジェル投資家とのオンライン面談をサポートしてきた。今後もこの基盤を活かし、ファウンダーと投資家のマッチングの機会を拡大し、持続可能なエコシステムの強化を図ります。
東京都の期待
東京都産業労働局商工部の三角知恵人課長は、本協定事業がエンジェル投資の機会拡大につながることを期待していると語っています。東京都が掲げる「10x10x10」のビジョンの実現に向け、スタートアップ・エコシステムのさらなる発展が期待されます。
StartPassについて
StartPassは「日本をスタートアップしやすい国へ」を掲げ、900社以上の契約スタートアップを支援している企業です。スタートアップ経営に特化したサービスや情報をワンストップで提供しています。詳細は
こちらの公式サイトをご覧ください。
この新たな取り組みにより、より多くのスタートアップが誕生し、東京がイノベーションの中心地となることが期待されます。