子供たちの未来を拓く!ロボ団が東京に初上陸
近年、プログラミング教育の重要性が世界中で叫ばれる中、子供たちに向けた新たな教育の場が東京に誕生しました。子供向けロボット制作とプログラミング教室「ロボ団」が、インターネット関連事業を行う「NHN テコラス」との提携により、初めての企業内教室を開校しました。この新しいアプローチは、一体どのような内容なのでしょうか。
教育の背景と目的
国際的に見ても、プログラミング人材の育成が急務とされています。特に、日本においてはICT技術を駆使し、将来的な経済発展を見込むために早期教育の重要性が増しています。多くの国が初等教育からプログラミングを正式な教科として導入し始める中、日本も例外ではありません。このような背景を受け、「ロボ団」は子供たちにプログラミングを通じた論理的思考力を身につけさせることに情熱を注いでいます。
「ロボ団」とは
「ロボ団」は、主に小学生を対象とした教室で、これまでの「組み立てるだけ」というスタイルとは異なり、制作したロボットをプログラミングして課題を解決することを目指します。この教室では、独自に作成したカリキュラムやテキストを使用し、STEM教育の基礎から始まるロボット制作とプログラミングを教えつつ、論理的思考力、問題解決力、集中力、コミュニケーション能力を育てます。
特に注目されているのは、全国初である3時間のワークショップ型レッスンです。子供たちは飽きることなく、興味を持って取り組めるような工夫が盛り込まれています。
NHN テコラスとの提携
「ロボ団」の東京初開校は、NHN テコラスの支援によって実現しました。同社は、インターネットインフラを中心にEC支援やセキュリティ事業などを手掛け、技術の向上を目指しています。今回は、NHN テコラスが教室の会場やパソコン、設備を無償提供し、実際の運営に必要な人材サポートを行います。
NHN テコラスは、従業員の子供たちだけでなく、新卒の若手社員も受講できるようにすることで、技術対応力の向上を図る狙いもあります。さらに、将来的にはインターネットインフラを利用したクラウド教材システムの提供も検討しており、ICT人材育成に寄与する社会貢献活動も視野に入れています。
教室の具体的な内容
「ロボ団」では、使用する教材はMITの研究結果を元にした「教育用レゴ・マインドストームEV3」で、子供たちはプロセッサーにプログラミングすることで、自由でユニークなロボットを制作します。4年のカリキュラムを通して、基礎からプログラミングに必要な技術を学び、最終的にはJavaを用いたロボット制御技術を習得する仕組みになっています。
授業では、独自に制作したオリジナルテキストを使用しており、すべてにフリガナが振られているため小学1年生でも安心して学ぶことができるよう配慮されています。また、授業は全国初の3時間レッスンで、制作、プログラミング、実験を通じて子供たちの興味を尽きさせることのないよう工夫されています。
どのようなことを学べるのか
- - STEM教育(Science、Technology、Engineering、Math)
- - プログラミング
- - プレゼンテーションスキル
- - タイムマネジメント
- - チームビルディング
最後に
子供たちが将来のテクノロジーを担う人材となるための教育を受ける場が、東京に誕生したことは大きな意味を持っています。ロボットを通じて創造力や論理的思考力が養われることに期待が高まります。ぜひ、興味のある方は「ロボ団」の公式ウェブサイトをチェックしてみてください。