地域に“飛び立つ”新たな挑戦
宮崎県新富町で活動する一般財団法人こゆ地域づくり推進機構は、地域おこし協力隊として新たに東克洋氏を起用し、ドローン事業「AZUMA DRONE」を立ち上げました。この取り組みは、地域のさまざまな課題をドローンによる映像制作や測量技術で解決することを目的としています。
AZUMA DRONEとは
AZUMA DRONEは、FPV(First Person View)ドローンを用いた映像制作を核として、農業やインフラ点検などの現場での実践的なーサービスを提供しています。東氏は元建設現場監督の経歴を持ち、彼の実務経験を生かして「ドローンは単なる視覚装置ではなく、現場での課題解決のツールである」と語ります。
また、同社は女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」のプロモーション映像も手がけており、地域の魅力を効果的に伝える映像コンテンツの制作に力を入れています。ダイナミックな映像表現は、観光業やスポーツプロモーションにおいて注目されており、AZUMA DRONEは地域に新たな風を吹き込んでいます。
農業やインフラの点検支援
新富町では、農薬散布やインフラの点検作業にドローンを活用し、作業の効率化と負担軽減を実現しています。特に狭い場所の点検や測量、3Dデータ化においても実績を上げており、地域全体の生産性向上に寄与しています。彼の目標は、ドローン技術を用いて地域の特性に応じたソリューションを提供することです。
未来への取り組み
東氏は、地域おこし協力隊としての任期が終了した後も、新富町を拠点にドローンビジネスを拡大させる計画を立てています。観光や行政をPRするための新たな施策や、地域産業の自走化を支援するための若手や移住者への教育プログラムも準備しています。これにより、地域内の人材が自ら活躍できる環境を作り、より持続可能な形で地域を支える仕組みを築くことを目指しています。
地方発のビジネスの可能性
「地方から大胆な挑戦が決して無駄になることはない」と東氏は語ります。ドローンを用いた新しいサービスは、地域課題に対して確かな解決策を提供する可能性を秘めています。映像と技術のこの二つの力を生かし、地域における実用的な提案を続ける重要性を実感しています。
地域商社のこゆ財団は、2017年に設立され、「COLORFUL TOWN with 100CHALLENGES」という理念に基づき、新富町の農産物のブランディングや商品開発に力を入れ、持続可能な地域づくりを目指しています。今後も地域とともに成長し続けるAZUMA DRONEの動向に注目です。
公式HPや新富町ふるさと納税の詳細もぜひチェックしてみてください。
AZUMA DRONE 公式サイト
新富町ふるさと納税サイト