防犯意識の高まりを受けた不動産選びの現状と今後の展望
株式会社いえらぶGROUPが実施した「防犯に関するアンケート調査」によると、エンドユーザーの約90%が防犯設備の重要性を感じていることが示されています。調査期間は2025年11月28日から12月15日、対象は不動産会社141名とエンドユーザー944名です。エンドユーザーの防犯への関心の高さは、犯罪リスクの増加だけでなく、日常生活における安心感にも影響しています。
調査の背景
近年、社会全体での防犯意識の高まりが見られ、特に住居選びにおいては、防犯設備が重要な要素になってきています。エンドユーザーが住まいを選ぶ際、どの程度防犯設備を重視しているのか、また不動産会社がどのようにそれに応えているのかを探ることが目的です。
アンケート調査の結果
エンドユーザーの防犯意識
調査の結果、住まい選びにおいて「非常に重視する」という回答は42.5%、さらに「ある程度重視する」と回答した人は51.1%にのぼりました。このことから、7割以上の人が「空き巣や侵入被害」、「近隣住民とのトラブル」に不安を感じていることがわかります。
エンドユーザーの回答によると、最も不安に感じることは「空き巣や侵入被害のリスク」が67.4%であり、「近隣住民とのトラブル」も67.1%とほぼ同数でした。また、夜間の通路や建物周辺の暗さも多くの人が気にしているポイントとなっています。このことから、エンドユーザーは防犯設備だけでなく、住環境全体の安心感を求めていることが鮮明になりました。
不動産会社の導入状況
一方、不動産会社の防犯設備導入状況は、全ての物件に導入されているのはわずか5.7%、一部物件には導入済みが34.8%もあり、導入予定が8.4%、導入予定なしが51.1%という結果が出ました。エンドユーザーが強く防犯設備を求めているにも関わらず、導入状況には大きなギャップが見られます。
高まるニーズと期待
エンドユーザーが入居時に特に重視する防犯設備は、「防犯カメラ」が64.1%で最も多く、続いて「オートロック」59.7%、さらに「窓やドアの二重ロック」が49.0%という結果になっています。この調査では、エンドユーザーが具体的に防犯設備に対する高いニーズを持っており、それに対して不動産会社がどう応えるかが重要であることが示されています。
また、「防犯対策に期待すること」として、最も多かったのは「防犯設備の充実」で74.0%、次いで「内見時の安全面の説明」が45.7%、「防犯に関する情報提供」が44.3%でした。エンドユーザーは、単に設備が整っているだけでなく、安心感をもたらす説明や情報提供も求めています。
今後の住まい選びと防犯設備の重要性
今回の調査から、エンドユーザーが防犯や安全面を重視していることが明らかになりました。単に設備が充実していることだけでなく、周辺環境や日常生活における安心感が求められる時代になっています。不動産事業者は、このようなニーズに応えるためには、今後も防犯意識を持ち続け、顧客体験を向上させるための施策を講じる必要があります。エンドユーザーのニーズをしっかりと把握し、安全な住まいを提供することが、今後の競争においても不可欠といえるでしょう。
いえらぶGROUPは、今後も現場とエンドユーザーの両方の視点を大切にし、住まい選びにおける安心感を実現するための取り組みを進めていきます。