大阪大学の新たな挑戦 - Tシャツで育む大学愛
大阪大学の学生たちが、自ら企画・制作した「大学へのエンゲージメントが上がるTシャツ」を通じて、新たな価値創造に挑戦するプロジェクトが始まります。この取り組みは、グランフロント大阪で開催される教育プログラム「Foresight School 2025」で行われるもので、学生たちが行動観察やアカデミックな知見を統合し、新しい価値を生み出す体験をすることを目的としています。
プログラム概要
「Foresight School 2025」は、創造的な学びの場を提供することを目指しています。主なテーマとして設定されているのは、「新しい価値を生む大阪大学のTシャツを発想し、創り、販売をする」というものです。このテーマには、学生アンケートから浮き彫りになった「学術的な誇りがあるが愛着は少ない」という課題を解決する意義が込められています。
初回講義の詳細
初回講義は2月12日(水)15:00から、場所は大阪大学工学研究科オープンイノベーションオフィスです。この日の授業では、学生たちが自らの視点で「良いTシャツ」を持ち寄り、そのデザインの背後にある理由を深く掘り下げることから始まります。
参加メディアには、授業風景を撮影するスペースも用意するため、現場のリアルな雰囲気を見学することができます。参加者は大阪大学の学部生・大学院生の中から選抜された9名で、講師にはフォーサイト株式会社の代表取締役である松波晴人氏や、アートワークカタリストの加藤夏来氏が揃い、彼らの指導の下、学生たちは課題解決に向けた創造的なプロセスを経験します。
授業の流れ
このプログラムは初回講義を皮切りに、全7回の授業が予定されています。その内容は、行動観察によるインサイト導出からアイデア発想、プロトタイピング、デザイン制作、ブランディング・マーケティング、最終的には販売・検証まで多岐にわたります。すべてのプロセスを通じて、学生たちは「新しい価値を生む方法論」や「次世代人材」を育てるための実践的なスキルを磨いていくことが期待されています。
大阪大学フォーサイト株式会社の役割
この試みをサポートするのが、大阪大学フォーサイト株式会社です。2022年に設立されたこの企業は、大阪大学の100%出資子会社として、社会課題を解決するための新しい価値やサービスを共創することをミッションにしています。学生たちが企業との共同作業を通じて、リアルな社会とのつながりを体験できる貴重な機会を提供しています。
まとめ
この「Foresight School 2025」は、大学生が自らの手で新しい価値を創造する貴重な体験を得られる場です。Tシャツ制作を通じて、学生たちがどのように大阪大学に対する愛着や誇りを深めていくのか、初回講義の模様は特に注目です。ぜひこの新しい試みに注目し、取材を通じてその成長を見守りたいと思います。