福田総合病院が描く未来のコミュニティスペース
大阪府枚方市に位置する福田総合病院は、開院50周年を迎えた2025年に合わせて、新しく地域住民と医療スタッフが交流できるコミュニティスペースを設立するためのクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、地域社会と医療の架け橋となることを目指しており、すでに開始からわずか8日で目標金額の50%を突破しました。多くの地域住民や病院スタッフからの温かい支援が寄せられています。
この新しいスペースは、診療や治療だけでなく、子育て世代や高齢者、学生、地域で働く方々が気軽に集まり、医療スタッフとの交流を楽しむ場所として設計されています。
地域医療への取り組み
福田病院は地域医療に深く根ざした医療法人で、理事長の福田正剛は整形外科医として地域の健康を支えています。また、地域のスポーツチーム「FCティアモ枚方」のスポンサーとしても活動し、市民の健康づくりを推進しています。さらに、地域農家と協力して「ふくふくファーム」を運営し、農業体験を通じた交流イベントを実施しています。
このような活動は、収穫したお米を地域で分け合うだけでなく、食と健康の関係を見つめ直す機会にもなっています。特に高齢者の生きがいや、子どもたちの食育に寄与しています。
クラウドファンディングの意義
プロジェクトの発端は、「職員が安心して休める場所が不足している」という声でした。特にコロナ禍では、医療現場のスタッフが精神的にも肉体的にも疲弊していました。そこで、職員専用の休憩室を確保し、さらには地域にも開かれたコミュニティスペースへと発展させる計画が立てられました。これにより、病院は「治す場所」から「集う場所」へと進化します。
新しいスペースの設計には無印良品が関与し、誰にとっても優しく、心地よい空間を目指しています。
目指す未来のビジョン
このコミュニティスペースでは、子どもから高齢者までが気軽に集まれる拠点を目指しています。健康づくりや予防医療に関する情報を発信し、医療スタッフと地域住民が“顔の見える関係”を築くことを目指しています。
さらに、地元の農家や企業、学校、NPOとの協働により、地域づくりの拠点も兼ねる予定です。理念として、「医療と福祉、そして地域が日常の中で自然に交わる新しい交差点」を実現したいと考えています。
今後のスケジュール
クラウドファンディングは9月16日から10月31日まで行われ、支援を募ります。リノベーション工事は9月下旬から始まり、10月には稲刈り体験などの地域イベントも計画されています。最終的には、2026年の3月まで定期的なイベントも開催し、地域とのさらなる繋がりを深めていく予定です。
このプロジェクトにご興味がある方は、ぜひクラウドファンディングページをご覧ください。地域と共に歩む医療の未来を、一緒に築いていきましょう!
クラウドファンディングページはこちら
【法人概要】
- - 法人名:医療法人御殿山 福田総合病院
- - 所在地:大阪府枚方市渚西1-18-11
- - 開設:1975年(2025年で50周年)
- - 公式サイト:URL
- - 公式Instagram:@fukudahsp