大阪堺の老舗がタッグを組んだ特別体験プラン
大阪府堺市で、330年以上の歴史を誇る「糀屋 雨風」と、唯一無二の大桶製造技術を持つ「藤井製桶所」が初めて手を組んだ特別な体験プランが発表されました。このプランは、2025年3月21日に予約受付を開始し、木桶を使った味噌作り体験を提供します。
伝統と革新の融合
「糀屋 雨風」は元禄時代の1689年に創業、長い間大阪の食文化を支えてきた名店です。宮内庁御用達の栄誉を受けたこともあるこの老舗は、現在でも多くの食品を手がけ、伝統を次世代に継承しています。さらに、「藤井製桶所」は、かつては50軒以上存在した木桶製造業者の中で唯一の生き残りであり、その技術は全国の酒蔵や醤油蔵からも高く評価されています。大阪の発酵文化を支える二つの老舗がタッグを組んだことで、参加者はまさに貴重な体験ができるのです。
本格的な味噌作り体験
この体験プランでは、参加者はまず木桶仕込みの味噌を作るための講座を受けます。木桶文化の深い歴史を学び、実際に大桶を使いながらの味噌作りに挑戦します。ここで使用される原材料は、無農薬の糀と塩。特に、兵庫県の豊岡から仕入れた無農薬米糀や、ミネラルバランスに優れたモンゴル産の湖塩が、味噌の風味を引き立てます。このプロセスは、ただの料理体験にとどまらず、発酵文化の奥深さを学び理解する場でもあります。
食と文化の融合
さらに、体験後には「糀屋 雨風」の特別なランチが用意されます。自家製の発酵調味料をたっぷり使った料理は、味噌や醤油、甘酒など、素材の旨みを引き出すよう工夫されています。そして、Otonami限定のデザートも登場!
プランの詳細
開催日は月に3回、2025年6月4日からスタートする予定で、体験には約175分の時間がかかります。予約料金は28,800円(税込)となっており、この特別な体験がもたらす価値を考えると、十分に満足できる内容です。
日本の伝統を味わう
このプランに参加することで、参加者は歴史と文化が息づく堺で、木桶仕込みの味噌作りを実感し、発酵文化の魅力を存分に楽しむことができます。伝統的な製法で生まれる美味しさを堪能すると共に、日々の食生活に発酵食品を取り入れるヒントを得る良い機会です。大阪堺の食文化に深く触れながら、心と身体に優しいひとときを楽しみましょう。