賃貸家賃動向
2024-07-24 15:33:23

2024年6月の賃貸マンション・アパート家賃動向を徹底分析

2024年6月の賃貸マンション・アパート家賃動向



不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、2024年6月における全国主要都市の賃貸マンションとアパートの家賃動向について、アットホームラボ株式会社による調査・分析結果を報告しました。この調査では、全国13エリアを対象とし、家賃データが前年同月と比較され、明らかにされたトレンドや注目すべきポイントを紹介します。

全体概況



調査の結果、東京都心の23区や東京都下、さらには神奈川県・埼玉県・札幌市・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の9エリアで、マンションの平均募集家賃が前年同月を上回りました。特にファミリー向けマンションは、神戸市を除く全エリアで上昇が見られ、神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・京都市の5エリアは2015年1月以来の最高値を記録しています。

アパートについても同様の傾向が見られ、ファミリー向けが神戸市を除く全てのエリアで前年同月比で上昇。その中で埼玉県、千葉県、京都市、大阪市、広島市の5エリアは、2015年以降の最高値に達しました。これは、賃貸市場における需要の高まりを示すものです。

調査対象と方法



この調査は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、北海道札幌市、宮城県仙台市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、広島県広島市、福岡県福岡市の全13エリアを対象に実施されました。データは不動産情報サイト「アットホーム」で公開されている居住用賃貸マンションとアパートから収集されたもので、重複物件はユニーク化されています。

家賃は「賃料+管理費・共益費等」と定義され、面積別にシングル向き、カップル向き、ファミリー向き、大型ファミリー向きと分けられています。平均家賃指標は2015年1月を基準に100とし、上昇率も算出されています。

家賃上昇の要因



賃貸市場における家賃の上昇は、複数の要因によって引き起こされています。まず、都市部への人口集中が続いていることが考えられます。企業の集積や公共交通のインフラ整備が進んでいることも手伝い、利便性の高いエリアでの住宅需要が増加し、供給が追いつかない状況を生み出しています。

また、住宅供給が減少している中で、新築物件の利便性や環境への配慮から高品質な物件が求められる傾向も見られます。そのため、高価でも質の高い住宅を求める入居者が増え、家賃を押し上げる要因となっています。

まとめ



アットホームの調査結果から、2024年6月の全国主要都市における賃貸マンションとアパートの家賃が、前年同月比で上昇していることが明らかとなりました。特にファミリー向け物件の需要が高まり、これに伴い市場全体の価格も上昇傾向にあります。今後もこのトレンドが続くかどうか、引き続き注目が必要です。

詳しいデータや追加情報は、こちらからPDFをダウンロードしてご覧ください。


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会社情報

会社名
アットホーム株式会社
住所
東京都大田区西六郷4-34-12
電話番号

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