コスモスイニシアが2025年度グッドデザイン賞を受賞
大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシア(東京都港区)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」で、2つのプロジェクトが受賞したことを発表しました。これにより、同社の受賞回数は23回、累計56プロジェクトに達しました。
受賞プロジェクトの詳細
1. nido SHIN-OKACHIMACHI
応募カテゴリー: 中〜大規模集合住宅 (13-01)
受賞企業: 株式会社コスモスイニシア、株式会社キー・オペレーション一級建築士事務所
このプロジェクトは、中低層の建物が立ち並ぶ都市の中に築かれた集合住宅。デザインにおいては、開口部や色合いの調整により、バルコニーが生活感をもちながらも周囲と調和するよう工夫されています。ここでは、入居者同士が緩やかな関係を育む場所でもあり、共用ラウンジや周辺再生空間が提供されています。また、このプロジェクトは、「International Property Awards Asia Pacific 2025」や「ICONIC AWARDS 2025」にも選ばれました。
審査委員の声
グレーのグリッドフレームと木目調の外壁が印象的なこの集合住宅は、地域に人々の居場所を提供し、その設計が内外の連続性を持たせることに成功しています。多様な住戸プランは、特に玄関土間の広さや水廻りが中心の回遊性プランが評価されています。御徒町のこの建物が、地域の人々と入居者とのより良い関係構築の契機になることが期待されています。
2. 私たちなりの防災コミュニティ“otonari(オトナリ)”
応募カテゴリー: 個人・公共向けの意識改善 (20-02)
受賞企業: 株式会社コスモスイニシア
このプロジェクトは、マンション内で入居者たちが自由に交流し、防災をテーマにしたサポートを提供するというもの。契約者懇親会を通じて入居前からの顔合わせを促し、入居後は「生きた防災マニュアル」を作成する仕組みがあります。また、地域との連携を強化し、管理費に防災に関する資金を組み込むことで持続可能な活動を目指しています。これにより、日本全国で16の物件で防災の取り組みを持続的に行っています。
審査委員の声
この防災プロジェクトは、マンションの入居者や地域住民が自然に繋がり、防災を日常の一部として位置付けた点が高く評価されています。開かれたコミュニケーションを育む仕組みや、多様な交流の機会を提供し、有事のときには地域全体がつながる関係づくりが進んでいます。デベロッパーとしての先駆的な取り組みが評価されており、その独自性が見どころです。
まとめ
コスモスイニシアの受賞は、企業がデザインと地域社会との関係を考えたプロジェクトを推進している証として、多くの人々から支持されています。これからも、新しい価値を生み出す企業としての役割を果たしていくことでしょう。詳しい情報は、公式サイトやオウンドメディアの「COSMOStyle」をご覧ください。