最新レポート:オフィスレント・インデックス2025年第4四半期の概要
三幸エステート株式会社は、株式会社ニッセイ基礎研究所と共に開発した「オフィスレント・インデックス」の2025年第4四半期版を発表しました。このインデックスは、東京都心部のオフィス賃料の成約データに基づき、市場動向を分析したものです。今回は、A、B、Cクラスのビルについての詳細を紹介します。
Aクラスビル:賃料の回復と空室率の低下
2025年第4四半期における東京都心部のAクラスビルの賃料は、前期比で1,410円の上昇があり、35,492円/坪となりました。この値は、2021年第2四半期以来の35,000円/坪台の回復を示しています。さらに、賃料は9期連続で上昇しており、前年同時期と比較すると7期連続でプラスになります。
空室率についても注目すべき点があります。前期比で0.7ポイント低下し、空室率は0.6%となりました。この水準は2020年第3四半期以来で初めて1%を下回る水準です。特に港区では新築ビルや築浅ビルが多く、空室消化が進んでいます。オフィス需要は依然として強く、新しく移転したテナントによる二次空室は想定よりも少なく、主要エリアでは品薄感が増しています。
Bクラスビル:上昇傾向を維持
一方で、Bクラスビルの2025年第4四半期の賃料は22,710円/坪となり、前期比で1,515円の減少が見られました。しかし、前年同時期と比較すると9期連続で上昇しており、2023年第1四半期をボトムとした上昇トレンドが続いています。空室率は1.5%となり、交通利便性の良いビルへの需要が強いです。
Cクラスビル:緩やかな上昇
Cクラスビルの賃料は19,854円/坪で、前期比で353円の増加が見られました。このビルも5期連続で上昇しており、穏やかな上昇傾向を示しています。空室率は2.2%と、港区での分室開設や拡張により空室床は消化されています。
対前年変動率の分析
2024年第4四半期と比較した対前年変動率は、Aクラスビルが24.6%のプラス、BクラスビルとCクラスビルはそれぞれ9.7%のプラスとなっています。この結果は、オフィス市場の堅調さを物語っており、特にAクラスビルにおいては7期連続でのプラスが続いています。
三幸エステートについて
三幸エステート株式会社は1977年に設立され、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしている企業です。賃貸オフィスビルの選定から提案、マネジメント機能の提供まで、幅広くクライアントのニーズに応えています。詳細な情報は公式ウェブサイトをご覧ください。