2024年の推し活におけるSNS投稿トレンド
リデル株式会社が実施した「推し活に関する調査 2024」の最新結果を基に、今注目のSNS投稿トレンドについて探っていきます。この調査には、159名のインフルエンサーが参加し、彼らの視点から見た「推し活」の現状が明らかになりました。
「いま最もアツい」SNS投稿はファンアート
調査の結果、最もよく目にする「推し活」の投稿は、47.2%が支持する「ファンアート」でした。ファンアートとは、特定のキャラクターやコンテンツに対するファンが制作するイラストや映像のことです。SNS上でのシェアを通じて、ファン同士や公式アカウントとの交流が活発に行われ、コミュニティの活性化に寄与しています。
ファンアートが魅力的なのは、ファン同士の価値観の共有や、推しへの愛を表現できる点です。ユーザーの多くは「自分も見たい」「他のファンの感性を感じたい」と、このトレンドを支持しています。
ライブ参加の投稿が最高の反応を得る
また、37.1%のインフルエンサーが、自分のアカウントでの「推しを応援する投稿」で最も反応が良かったと答えた内容は、ライブやイベント参加の投稿でした。アクティブで視覚的に訴える内容は、より多くのエンゲージメントを得る傾向があるようです。特にInstagramにおける投稿が87.4%の回答でした。視覚的な要素が強いこのプラットフォームは、クオリティの高い画像や動画が求められる場でもあります。
オフショットで親近感を感じる
興味深いことに、66.7%のインフルエンサーは「オフショット」が最も好きな投稿形式だと回答。推しの日常や私生活を垣間見ることができるこれらの投稿は、親近感を与えます。
ファンたちは「推しも人間である」という点や、普段の姿を見ることができるからこそ親しみを持てると感じているようです。このような投稿は、ファン心理に深く刺さります。
不評な自動的な告知
一方で、34.6%が「機械的な告知や情報提供のみの投稿」に対して嫌悪感を示しており、公式な情報の発信も単なる告知に終始することは避ける必要があることがわかりました。このような投稿はファンとの距離感を生むため、エンゲージメントを高めるためには心のこもったコミュニケーションが求められます。
今後の投稿に期待する声
調査では、今後の「推し」の投稿に関する期待も集まりました。ファンは「色んな表情やファッションのオフショット」「コラボ商品の紹介」「新しいコンテンツの企画」など、多様な視点での投稿を望んでいます。ライティングに幅を持たせることで、さらにファンとの絆を深めることができるでしょう。
企業の推し活戦略に生かす
リデル株式会社では、ファンアートやオフショットの活用を通じて、企業のファンとの距離感を縮める施策を提案しています。SNSを通じた心のこもった発信が、「推し活」投稿の成功に繋がるのです。
インフルエンサーが活躍するこの時代、推し活におけるSNS活用法はどんどん進化しています。今後も各自の工夫を凝らし、推し活を楽しむファンたちの姿が見られるでしょう。様々な情報やトレンドに敏感なインフルエンサーたちの声から目が離せません。