インターハイ危機
2019-07-25 13:21:26

危機に瀕した2020年インターハイ、クラウドファンディングで未来を切り開く

危機に直面する2020年インターハイ



2020年の夏、全国の高校生が熱い戦いを繰り広げるはずだったインターハイが、初めて中止の危機に直面しています。この状況の背景には、宿泊施設の確保問題があります。2020年東京オリンピックと開催日程が重なってしまったため、約36,000名もの参加者に対して必要な宿泊施設が足りないとされているのです。

インターハイとは



全国高等学校体育連盟が主催するインターハイは、1963年から毎年夏に全国各地で開催されてきました。全国47都道府県から参加する6,000校以上の高校生が、36,000名以上が出場し、毎年60万人以上が観客として足を運ぶ一大イベントです。競技は多岐に渡り、陸上、水泳、バスケットボールなど、様々なスポーツが熱戦を繰り広げます。

開催の背景と困難



例年、インターハイの開催経費の大部分は開催地の自治体が負担しますが、2020年は特例として分散開催のため、例年通りの経費負担が難しい状況にあります。北関東4県での開催が難しくなり、11競技をこの地域で、残りの19競技を全国に分散して行うことになりました。この分散開催に向け、各自治体との交渉が続けられ、2019年4月には全競技の開催地が決定しました。

しかし、必要な資金が確保できなければこの大イベントは実現しません。そのため、全国高体連はクラウドファンディングを立ち上げ、4,000万円を募ることに決めました。これは、選手たちの練習の成果を披露する場であり、また全国の高校生にとっての大切な夏のイベントなのです。

クラウドファンディングの取り組み



プロジェクト名は「2020インターハイ中止の危機を救え!高校生の熱い夏を守りたい」と題されており、実行者には公益財団法人全国高等学校体育連盟が名を連ねています。クラウドファンディングの公開期間は2019年7月25日から10月23日までの90日間であり、寄付形式は「All-in」となっています。この取り組みは、過去10,800件以上のプロジェクトを成功に導いたクラウドファンディングサービス「Readyfor」の力を借りています。

全国の高校生たちの真剣な思いと努力を後押しするため、一般の方々の支援が必要です。集まった資金は全て2020年インターハイの開催に向けて使用されます。これまで培ってきたインターハイの伝統を守り、高校生たちの情熱を受け継げるのか、私たちの応援が試される瞬間が訪れています。

READYFORの意義



READYFORは日本初のクラウドファンディングサービスとして、誰もが夢を実現できる社会を目指しています。2011年の設立以来、58万人から90億円以上を集め、様々なプロジェクトを支援してきました。多様なニーズに応えるその活動は、多くのメディアにも取り上げられており、数々の賞も受賞しています。

全国高体連とREADYFORが連携し、2020年のインターハイを成功に導くための挑戦が続く中、私たち一人一人の支えが希望の光となるかもしれません。ぜひともこの取り組みを応援し、未来のアスリートたちに熱い夏を届けましょう。

会社情報

会社名
公益財団法人 全国高等学校体育連盟
住所
東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号パレスサイドビル2F
電話番号

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