株式会社コルク、BIM/CIMクラウドで進化した「3Dグラフ」機能を発表

株式会社コルクの新機能「3Dグラフ」概要

株式会社コルク（東京都豊島区）が提供するBIM/CIMクラウドサービス「KOLC＋」において、革新的な「3Dグラフ」機能の正式提供が開始されました。これは、計測データをもとにデジタルツイン上に3次元グラフを表示するもので、既に多くの注目を集めています。

3Dグラフの特徴

この新機能では、CSV形式の計測データと凡例を用意するだけで、デジタルツイン上に立体的なグラフを生成できます。具体的には、計測点の座標や3次元の方向ベクトル、計測値、ラベルなどを含むデータを使い、平面的な表現だけでは伝えきれなかった情報を可視化することができるのが特長です。

特に、現場のニーズに応じて色分けの閾値を設定できるため、視認性を高められる点も見逃せません。

API接続による利便性向上

今までは手動でのデータアップロードが必要だった「KOLC＋」ですが、API接続によりAWS S3や外部クラウドから自動的にデータを取得することができるようになりました。これにより、IoTクラウドや独自開発システムとの柔軟なデータ連携が実現し、より効率的な業務運営が可能となります。

表現可能なグラフの種類

KOLC＋の「3Dグラフ」では、様々な描画形式に対応しています。包括的には、次のようなグラフを生成できます：

- 矢印グラフ: 変位量や変位方向を示すためのもの
- 球体グラフ: 地盤改良時の注入量などを表示
- 円柱・直方体グラフ: さまざまな計測データの可視化

また、実績と計画を同時に示すことで、進捗状況を把握するのにも役立ちます。

実際の活用例

この「3Dグラフ」機能は、建設現場などでの実用性が高いとされています。以下はその代表例です：

- 地盤改良の注入量: 球体グラフでビジュアル化
- 構造物の変位量: 矢印グラフで示すことで、掘削現場の安全性向上に寄与
- 応力や荷重の管理: 橋梁などの建築物におけるストレスチェックに重要

ブラウザ上での直感的な操作

さらに、ラベルの表示切替や位置調整が可能になり、ユーザーは直感的に操作できるインターフェースを手に入れました。これにより、3Dビューア上でも情報を確認しやすくなり、表示のカスタマイズが容易になりました。

位置合わせツールの利用

計測点の座標が公共のものでない場合でも、位置合わせツールを用いることで、グラフの正確な配置が可能です。このツールを活用することで、次回以降のデータ取得時でも自動的に座標変換が実施され、手間を削減します。

結論

今回の「3Dグラフ」機能の導入により、株式会社コルクは建設業界向けのデジタルソリューションの提供をさらに強化しています。この機能の利用に関心がある方は、ぜひ公式ウェブサイトからお問い合わせを検討してみてください。導入やトライアルについての相談も受け付けており、今後の展開に期待が寄せられています。

公式サイトはこちら