鹿児島県鹿屋市が「地域の人事部」支援事業に採択されサポート体制が強化へ
株式会社ワークデザインラボおおすみ(以下、WDLおおすみ)が、経済産業省が提供する「令和8年度地域の中堅・中核企業支援事業補助金(地域の人事部支援事業)」に選ばれるという快挙を成し遂げました。これにより、同社が推進する「かのや複業継業ラボ」において、地域企業の人材育成と経営支援がさらに加速する見込みです。
地域の人事部とは
「地域の人事部」は、地域内の企業が自治体や金融機関、教育機関などと連携し、地域の経営戦略の実現を夢見て、必要な人材の確保、育成及び定着に取り組むものです。全国31件の中から選ばれたWDLおおすみは、「右腕人材枠」として採択されました。
鹿屋市は大隅半島の中心に位置し、畜産や農業が盛んな地域ですが、経営者の高齢化が進んでいるため、後継者問題が深刻です。「かのや複業継業ラボ」では、この問題を解決するために、都市部から人材を呼び込む取り組みを行います。
かのや複業継業ラボの取り組み
この事業には、都市部の複業人材を地域に迎え入れるための具体的なプログラムが用意されています。
1.
人材発掘:WDLおおすみとWork Design Labが協力し、都市部で開催するイベントを通じて、地域企業に関心を持つ人材を見つけ出します。
2.
人材育成:複業人材が鹿屋市を訪れ、地域企業との対話や現場視察を通じて、実際の経営課題を理解しながら、自身も成長していく機会を提供します。
3.
マッチング支援:企業と人材の双方が同意のもとで約3ヶ月のインターンシップを行うことで、経営者と人材が直接的な関係を築くサポートを行います。これにより、両者の期待に応じた持続的な関係を育んでいくことが目標です。
このように、鹿屋市内の企業だけでなく、都市部での活躍を希望する人材とのマッチングを進めることで、地域の経営課題の解決を目指します。実際に、このプログラムによって昨年度にはいくつかの企業と人材のマッチングが成立しています。
過去の取り組みと今後の展望
WDLおおすみは2021年の設立以来、鹿屋市と密に連携し、地域の課題解決に向けた取り組みを進めてきました。例えば、令和5年度には「地域の人事部」モデル地域に認定され、さらに令和6年度には「かのやサーキュラー人材プラットフォーム」を設立しました。これらの取り組みは都市部からの人材を地域企業と結びつける良い例となっています。
代表取締役の岡本雄喜氏は「地域の企業には多くの魅力があるが、それを引き出す人材が不足している」と語り、「かのや複業継業ラボ」を通じて地域にとって必要不可欠な人材が育つ環境を整えていきたいと述べました。都市部の人材が地域に深く関与することで、事業承継や経営参加といった新たな形のサポートが生まれることを期待しています。
最後に
「かのや複業継業ラボ」は、単なるビジネス支援にとどまらず、地域全体の未来を見据えた取り組みです。地域企業と人材がともに成長し、地域の活性化につながるような環境をつくるために、ワークデザインラボおおすみは今後とも積極的に活動を続けていくでしょう。