本音の対話を促進する「SOUNDカード™」体験会レポート
2025年1月31日、株式会社Trustyyleが運営する「人事図書館」にて、対話ツール「SOUNDカード™」を活用した体験&相談会が開催されました。このイベントは、組織内での本音の対話を促進し、チームビルディングの新たな手法を提案することを目的としていました。日々の業務において、対話は不可欠な要素ですが、その重要性を実感しつつも、実際の場面でどのように活用するかは多くの人が悩むところです。
「SOUNDカード™」の目指すもの
「SOUNDカード™」は、U理論をもとに開発された対話ツールであり、人事図書館に常設されています。このカードは、組織内での対話の質を高めるために作られており、その効果を体感するためのイベントが今回行われました。
イベントの内容
体験会は、オープニングとチェックインから始まりました。参加者は自己紹介を行い、続いてアンバサダーの広瀬眞之介さんがSOUNDカードの設計思想や、チーム内での対話を深めるための「SOUNDメソッド」について説明しました。このメソッドは、チーミングの阻害要因を克服するための仕掛けとして設計されています。
次に、参加者は2つのステップからなる体験セッションに進みました。
Step1:Statusの見える化
このステップでは、参加者が自分自身の問いをStatusカードから選び、現状を共有しました。このプロセスを通じて、各自の視点や考えを述べ合うことで、より安心して意見を出し合える環境が築かれました。
Step2:Outcomeの共創
次に、Outcomeカードを使いながら、目指すべき未来についてディスカッションを行いました。参加者同士の共通のイメージを持つことが重要であり、最終的にはアウトカムステートメントが創出されました。広瀬さんと永野さんは、共創において各自の重なりや接点を見つけることが大切だと強調されました。
参加者の声
イベント後のアンケートで寄せられた参加者の声からは、多くの学びが得られたことが伺えました。「カードを使って対話の質が向上した」との意見が多く、心理的安全性の向上も実感されたようです。対話が活性化することで、本音が引き出せる場が生まれたことが、参加者の満足度を高めていました。
「実際に体験することで理解が深まった」「カードを通じてダイレクトに意見が出せて良かった」との感想が多く、特にカードを使うことによる心理的安全性の向上について強調されていました。
人事図書館について
人事図書館は、2024年4月に東京人形町にオープンしたコワーキング×コミュニティの場です。人事に関する2000冊以上の書籍と、500名以上のメンバーが集まり、「仲間と学びで、未来を拓く」というタグラインのもと、学びの場を提供しています。このような環境で行われるイベントは、参加者の交流を促進し、新たなビジョンを共有する場となっています。
今後も「SOUNDカード™」を通じた対話の実践が、組織内でのコミュニケーションを豊かにし、人事の現場における課題解決に寄与することでしょう。イベントの様子や、今後の開催予定については、人事図書館の公式ホームページで随時更新されています。