ノーコード開発基盤の新たな進化、Markdown機能の追加
クラウド型ワークフロー製品『Questetra BPM Suite 16.2』が新たに登場しました。提供元の株式会社クエステトラ(京都市、代表執行役 CEO 今村元一)は、12月9日にこの新バージョンを発表し、特筆すべき点として新データ型「Markdown テキスト」が追加されたことを挙げています。
Markdownとは、シンプルな記法によって文字を装飾したり、レイアウトを整えたりすることができる軽量のマークアップ言語です。GoogleドキュメントやWordPressなど、さまざまなクラウドツールでも支援されており、特にビジネスシーンにおいてその利便性が広く評価されています。新バージョンの追加機能により、ビジネスユーザーはMarkdown記法を使って文章を入力し、それを後の工程で自動的に見やすい形式にレンダリングすることが可能になります。これにより、情報が整理され、承認プロセスもスムーズになることでしょう。
具体的な利用シーン
例えば、通信事業者がWebサイトで障害情報を発表する場合、新機能がどのように役立つのでしょうか。業務効率化が期待されるシーンとして、障害の原因や影響を受けるエリア、発生日時などの情報をMarkdown記法で整理しながら草稿を作成することが挙げられます。このように作成されたMarkdownテキストは、承認者にとって分かりやすい形式で表示され、誤解を防ぎつつ迅速な承認が可能となります。
Questetra BPM Suite 概要
Questetra BPM Suiteは、ノーコードで業務プロセスの管理を実現するクラウド型SaaSシステムです。このシステムにより、ワークフローアプリの開発や運用がブラウザ上で完結し、プログラミングの知識を必要としないため、業務部門が主体で改善を進めることができます。
業務の一例としては、稟議フロー、見積提出プロセス、問合せ対応プロセスなど、日常業務を効率化し、必要に応じて自動化を進めることができます。また、「生成AIに草稿作成をリクエスト」や「Google Driveへのファイル保存」といった先進的な機能も、ノーコードで実装ができます。詳細な業務プロセスの改善方法については、クエステトラのWebサイトで公開されている業務フロー図サンプルを参考にしてみてください。
その他の機能向上
新バージョンにはさまざまな機能改善も含まれています。タスク処理画面ではMarkdown記法を用いてデコレーションが可能になり、Googleドライブへのファイルアップロード時にはGoogle Workspaceファイルに変換することもできます。また、社内ソーシャル機能である「オープンチャット」では、複数の添付画像をカルーセル表示で閲覧できるようになるなど、業務に役立つ新機能が多数盛り込まれています。
企業概要
株式会社クエステトラは、2008年に設立された京都市に本社を置くSaaS BPMベンダーです。業務を効率化し、プロセスの最適化を推進することで、世界中のビジネスを支援しています。興味がある方は、ぜひクエステトラの公式サイトをご覧ください。
【参照リンク】
クエステトラの最新技術を活用し、業務効率を高めていきましょう。