エシカル白書イベント
2022-06-08 10:00:15
エシカルを考える新たな一歩『エシカル白書2022-2023』出版イベントの模様
エシカルを考える新たな一歩
2022年6月7日、東京都代官山で行われた日本初の『エシカル白書2022-2023』の出版記念イベントには、ココリコの田中直樹氏や気候変動の専門家たちが登壇し、エシカルな社会についての考察が行われました。このイベントは、エシカルという考え方が広がりつつある中で、今後の行動の一歩を示すことを目的としています。
イベントの背景と目的
「エシカル」とは、人や社会、そして地球環境に配慮した行動や考え方を指します。今回発行された『エシカル白書2022-2023』は、これまでこのテーマに触れてこなかった人々から、既に実践している有識者まで、広範な読者層のニーズに応える内容となっています。エシカル白書の発刊に当たり、ジャーナリストの国谷裕子氏や衆議院議員の小泉進次郎氏からも激励の言葉が寄せられ、エシカル協会に対する期待が寄せられました。
特別対談の様子
イベントの第一部では、ココリコの田中直樹氏が登壇し、エシカル協会の代表理事である末吉里花と「エシカルな社会を創る」というテーマで対談を行いました。末吉氏は、「エシカルの認知度は広がっているが、まだスタート地点だ」と感じていることを明かし、一歩踏み出すことの重要性を訴えました。田中氏も、最近の子供たちの意見を受け止め、彼らと共に行動を起こしたいという思いを表明し、行動の重要性が強調されました。
田中氏のコミュニケーションスタイルについても話が及び、「極端な例え話を用いることで、聴衆に関心を持ってもらう工夫をしている」と語りました。彼はまた、「自分の行動が他人の幸せや変化に繋がることを実感できることが大切」とし、参加者に向けて、エシカルな社会を共に創っていこうと呼びかけました。
パネルディスカッションからの視点
第二部では、エシカル白書の執筆者たちによるパネルディスカッションが行われました。パネリストには、気候変動の専門家である江守正多氏、アニマルウェルフェアに関する専門家の岡田千尋氏、そして著述家である斎藤幸平氏が選ばれました。議論の中で、各氏は気候変動や社会課題をテーマに、現代社会が直面する課題とその解決方法について活発に意見交換しました。
岡田氏は、「新しい物を創り出すことには積極的だが、悪いものを減らすことには消極的だ」とし、社会変革のためには、身近な人へのリスナーとしての行動が重要だと強調しました。また、江守氏は「市民による動きが政治に影響を与える時代になってきた。今のうちに環境問題への関心を高めるべきだ」と述べました。
締めくくりと今後の展望
最後に、斎藤氏が「私たちの価値観を見直し、新しい考え方を受け入れることが、エシカル社会の実現に必要だ」とし、皆が共同で社会を変えていくことの大切さを強調しました。
この出版記念イベントを通じて、多くの著名人がエシカルな社会への移行について様々な観点から考察し、多くの参加者にとって貴重な学びの場となりました。
今後『エシカル白書2022-2023』は、さまざまな人々に向けてエシカルの重要性を伝える重要な役割を果たすことでしょう。エシカルの理念が広まり、持続可能な社会への一歩となることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人エシカル協会
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- 東京都渋谷区渋谷2-10-15-101
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