南三陸町歌津地区の魅力再生に向けた取り組み
震災から11年が経過し、南三陸町の各種インフラの復興は完了したとの印象がありますが、実際にはまだまだ多くの更地が残されています。私たちの小さな地区、歌津地区でも、その現状を克服したいという思いから新しい店舗建設プロジェクトを立ち上げました。これは、地域の皆さんの生活をより良くするための「地域貢献型」の取り組みです。
現在、私たちは小さな飲食店を運営しており、おかげさまで16年の実績があります。しかし、今回のプロジェクトにはいくつかの困難が待ち受けています。新たに建設を行う場所は津波の危険区域にあり、さらに人口の少ない町での経営という条件も相まって、資金調達が難航しています。それでも、諦めることなく、地域の活性化を目指して挑戦する「勇気の連鎖」を生むためにクラウドファンディングを開始することにしました。
プロジェクトの目的
このプロジェクトの最も重要な目的は、地元の方々が日常生活を楽しみ、リラックスできる場所を提供することです。そして、観光客にも喜んでもらえるようなスポットを作り出すこともしっかりと視野に入れています。私たちの店舗は、単なる飲食や物販の場所ではなく、地元の文化や産業を再評価し発信するプラットフォームとして機能させていきます。
また、様々な趣味や文化的な要素を取り入れ、環境や豊かさを意識したイベントも定期的に開催していく予定です。具体的には、以下のような施設を設ける計画です:
- - 海の見えるテラス付きのレストラン
- - プライベート個室のレンタルスペース(飲食、仕事など利用可能)
- - テイクアウトメニュー(ホットドッグなど手軽に楽しめる軽食)
- - 地元の特産品やセレクト雑貨の店舗
- - 多目的スペース(飲食、会議、講座など利用可能)
オープン予定と感染対策
この新店舗は2023年6月にオープン予定です。現在、補助金の申請や手続き、設計などの準備を進めています。新型コロナウイルスの影響もあり、集客の難しさが存在しておりますが、予約システムの導入やテイクアウトサービスの強化、感染症対策のマニュアルを整備し、安全で安心な店舗運営を目指します。
なお、店舗デザインは神奈川県川崎市の「THE WAREHOUSE」の設計を手掛けた設計集団「KA&A」に依頼し、建築デザインにもこだわっています。
クラウドファンディングの詳細
目標金額は380万円です。店舗の建設費用や広告費用などを含むオープンにかかる総額5600万円のうち、自己資金や補助金等で5200万円をすでに用意しておりますが、残りの380万円をクラウドファンディングで募りたいと考えています。なお、目標金額に達しない場合は支援金がゼロになる場合がありますので、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
また、達成した場合には、地域を体感できるブランコやワークショップ企画も用意しております。支援者の皆様には、地元の海産物や割引券などのボーナスもご用意しています。
【支援期間】2月10日(木)~3月18日(金)
このプロジェクトはクラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」を通じて行います。ぜひ、ご確認の上、ご協力をよろしくお願いいたします。
地域の復興は一人一人の支援から始まります。多くの方にプロジェクトを知っていただき、南三陸町を元気にする輪を広げたいと思っています。私たちと一緒に、未来へつなげる一歩を踏み出しましょう。