新型3Dプリンタ登場
2024-08-06 13:37:45

ソディックが最新のリニアモータ駆動3Dプリンタ「OPM250L+」を発表

最近、株式会社ソディックが名を馳せる新しい精密金属3Dプリンタ「OPM250L+」を開発しました。この製品は、従来のOPM250Lの機能をさらに進化させており、長時間の高速かつ安定した造形が可能です。また、多様な金属粉末に対応し、作業効率を大幅に向上させる設計がなされています。

「OPM250L+」は、金属粉末を溶融凝固させて3D造形を行いながら、切削加工を同時に行えるユニークな機械です。安全性や高品質な造形、高速かつ連続的な造形が求められる現代の製造業において、すべてのニーズに応えるべく刷新されたデザインが特徴となっています。ユーザーからのフィードバックを基に、機械構造や機能の改良が行われ、安全性の向上や操作性の向上も実現されています。

このプリンタの最大の特徴は、デュアルレーザーオプションの搭載を可能にした点です。これにより、高速で高品質な造形が可能となり、メンテナンスの頻度も大幅に削減されることが期待されています。また、ソディック独自のMRS(Material Recycle System)が搭載されており、粉末材料の供給、回収、ふるいを自動で行うことで、多様な金属粉末の扱いが簡単になります。カートリッジを交換するだけで、複数の金属粉末に対応できるのも大きな魅力です。

特に注目すべきなのは、定期的なメンテナンスの頻度をおよそ50%減少させることが可能になった点です。新開発のヒュームコレクタを利用し、造形物の状態を監視する「造形モニタリング」機能によって、造形異常を未然に防ぐこともできます。これにより、機械のトラブルを防ぎ、安定した稼働を維持することが可能になります。

また、「OPM250L+」には、粉末曝露を抑えるためのグローブボックスや、試作加工を効率的に行うための「Material Trial Unit A/B」がオプションで用意されています。これらの機能が加わることで、様々な金属材料を用いた試験造形が実現し、新材料の研究をスムーズに進める環境が整います。

さらに、レベルモニタリング機能により、造形の状態を直接確認できるようになり、品質向上が図られています。「OPM250L+」は、もはや複雑な金属造形が1台の機械で実現できる時代を告げる製品で、製造業に新たな可能性をもたらすことが期待されています。

新モデル発表のイベントは、2024年11月5日、ソディック本社(横浜市都筑区仲町台)で行われる「ソディック金属3Dプリンタプライベートショー」にて予定されており、技術的な詳細や実機を直接見ることができる貴重な機会となります。販売価格はオープン価格で、年間の生産目標は国内外で5台を見込んでいます。これにより、「OPM250L+」はその高性能と多機能性から、製造業界において大きなインパクトをもたらすでしょう。

この革新的な3Dプリンタは、今後の金属加工業界を変革し、より高度な製品開発を推進することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社ソディック
住所
神奈川県横浜市都筑区仲町台3-12-1
電話番号
045-942-3111

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