岡山大学の「わくわく体験教室」開催の報告
国立大学法人岡山大学は、2025年9月18日に「わくわく体験教室 in 朝日こどもクラブ伊島本校」を開催しました。このイベントは、同大学総合技術部の地域貢献活動の一環として行われ、参加したのは朝日こどもクラブに通う小学生42名です。文部科学省が推進する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」として、地域の子供たちと科学への興味を育むことを目的としています。
朝日こどもクラブは、単なる学童保育だけでなく、様々な体験活動を通じて学びの機会を提供しています。今回の体験教室では、「ペットボトル万華鏡作り」、「スライム遊び」、「入浴剤作り」の3つのテーマに分かれ、子供たちはそれぞれの活動を体験しました。
活動がもたらした楽しさと興奮
参加した子供たちは、自分たちの作ったものがどのように機能するのかを真剣に学びながら、実際に体験することで楽しさを感じていました。特に「スライム遊び」では、洗濯のりとホウ砂水を混ぜ合わせてオリジナルのスライムを作る過程で、多くの歓声があがり、楽しい雰囲気が漂いました。
久保田絢香主任技術員は、「子供たちが色付きの洗濯のりから自分の好みの色を選び、新しい色を作ろうとする姿に科学への好奇心を感じました。そして、私自身もその楽しさを共感できて貴重な経験でした」と語りました。子供たちは同じグループの友達と協力しながら作業に取り組み、楽しみながら学ぶ姿が印象的でした。このような経験を通じて、将来の学習意欲や進路選択に結びつくことを期待しています。
地域貢献と科学リテラシーの重要性
岡山大学の技術副総監・総合技術部本部長である佐藤法仁副理事は、今後も地域と連携してさまざまな取り組みを進め、小学生たちの「ワクワク・ドキドキ」を育む重要性について言及しました。彼は、「科学を身近に感じることができるテーマを提供し、学ぶ楽しさを広げていきたい」との意気込みを示しました。
この体験教室は、岡山大学と地域の教育機関との連携の素晴らしい一例です。参加した子供たちが、科学を楽しむことで、未来の科学者や技術者に育つことを願っています。また、岡山大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しており、地域社会との共育共創を大切にしています。
まとめ
「わくわく体験教室 in 朝日こどもクラブ伊島本校」は、子供たちが科学に触れ、学ぶ楽しさを体験する貴重な機会となりました。今後も岡山大学では、このような地域貢献活動を続けていくことでしょう。子どもたちの未来を拓く活動に今後もご期待ください。