Speeeが提案する新しいリフォーム営業ツール『Budii』
株式会社Speeeは、リフォーム業界の営業効率を高めることを目的とした営業支援アプリ『Budii(バディー)』を正式に発表しました。このアプリは、リフォーム会社向けに特化した機能を持ち、営業担当者が抱える多様な課題を解決するために設計されています。
概要と背景
Speeeは、東京都港区に本社を置く企業で、データドリブンな事業開発を推進しています。今回リリースされたBudiiは、顧客管理やAIを用いたカラーシミュレーション、図面の面積算出、提案書の自動作成といった機能を統合し、従来の営業プロセスを一新します。
リフォーム業界では、多くの営業担当者が現場業務と事務作業を兼務するため、限られた時間で見積書や提案資料を準備する必要があります。これが営業活動の質を低下させる一因となっていました。
従来の営業支援ツールは、他業種向けの汎用性が高いため、多機能すぎて現場での利用が難しいことが多く、定着率も低いという課題がありました。Budiiは、こうした課題を解決すべく、リフォーム業界特有のニーズに応える形で開発されたのです。
Budiiの特徴
Budiiは、さまざまな機能を一つのプラットフォームに統合した、リフォーム会社の「現場の切り札」となることを目指しています。
1. AIカラーシミュレーション
画像を入力するだけでAIが物件を解析し、カラーシミュレーションを迅速に作成します。この機能は、日塗工の標準色にも対応しているため、現場でのスムーズな色決めをサポートします。
2. AI図面面積算出
立面図を取り込むだけで、その図面を解析し、塗装面積を部位ごとに自動的に算出。作成した見積書はそのまま使えるため、外出先でもスマートフォンを使って見積もりを行うことができます。
3. AI提案書作成
劣化状況をメモするだけで、AIが不足情報を補いながら提案資料を作成します。フォーマットは自由にカスタマイズ可能で、他社との差別化にも貢献。
4. エリアマップ機能
登録された案件はすべてマップ上に表示され、複数の検索軸で簡単に絞り込むことができます。これにより、過去の受注案件を見える化し、豊富な施工実績や事例をアピールすることが可能になります。
今後の展開
Budiiは単なる営業支援ツールではなく、将来的には施工管理や経営管理にまで機能が拡張される予定です。また、AI技術を活用し、塗料メーカーをはじめとした業界各社との連携も強化していく方針です。
このアプリを通じて、リフォーム業界における情報流通の効率化を図り、経営の効率向上に寄与することを目指しています。Speeeは、Budiiの開発を通じて、業界の問題解決に挑み、より良い住まいづくりに貢献すべく取り組み続けます。
サービス概要
Budiiの提供形態はSaaS(クラウドアプリ)であり、リフォーム会社や工務店、塗装専門店を主な対象としています。公式サイトでは各機能の詳細や活用方法に関する情報が掲載されており、導入を検討中の方に向けた個別デモ会も実施しています。
公式サイト:
Budiiサービスサイト
会社情報
Speeeは、2007年11月に設立され、東京都港区に本社を置いています。代表取締役は大塚英樹氏で、証券コードは4499(東証スタンダード市場)です。デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業として、金融やレガシー産業におけるDXの分野で多岐にわたる事業を展開しています。