ストラタシスの新材料「ToughONE」の登場
丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は、ストラタシス社が製造するPolyJet方式の3DプリンターJ8シリーズに対応した新材料「ToughONE™」の取り扱いを開始すると発表しました。この新材料は、従来の樹脂材料と比較して驚異的な耐衝撃性と柔軟性を持ち、さまざまな用途に対応できる革新性を備えています。
ToughONEの特長
ToughONEの最大の特長はその耐衝撃性です。なんと従来材料の5倍以上の耐衝撃性を誇ります。これにより、特に高い強度が求められるプロトタイプや実用品の製作において、より安心して使用することができるでしょう。さらに、高い柔軟性と伸長率を有しているため、複雑な形状や動的な用途にも対応できます。
この新材料は、異種材料であるRGD531Sとの配合によって生まれており、ストラタシスの専用装置「ProLight™」を用いた二次硬化処理によるもので、これが75℃以上の耐熱性と模様の安定性を強化する要因となっています。
今後の展望
MSYSは、ToughONEの導入を進めるにあたり、白以外のカラー材料への展開や、さらなる対応機種の拡張を計画しています。これにより、様々なニーズに応じたカスタマイズが可能になることでしょう。公式な注文受付は2025年10月1日から開始する予定です。
長年の信頼関係
丸紅情報システムズは、ストラタシスの正規販売代理店として1992年から30年以上の歴史を有しており、その間に培った信頼関係と専門知識を活かして、顧客に最適な3Dプリンター利用法を提案していきます。MSYSは単に機器を販売するだけでなく、造形サービスやレンタルサービスも提供しており、顧客のさまざまな要望に対応しています。
他企業への影響
ストラタシス社は、世界的にも有名な3Dプリンティング技術のリーダー企業であり、航空宇宙産業や自動車、医療、消費者向け製品など、幅広い分野でその技術を活用しています。これにより、製品開発のスピードやコストを大幅に削減し、効率的な生産が実現します。
結論
ToughONEの導入は、業界全体に新たな可能性をもたらすものであり、ストラタシスの製品を使用するさまざまな企業にとって、大きな利点をもたらすでしょう。今後の展開や新しい機能に期待が寄せられています。最新の情報や製品に関する詳細は、
ストラタシス公式サイトをご覧ください。