長崎県が提案する新たな冒険体験「冒険する長崎プロジェクト」始動
近年、子育て世代が子どもと週末に出かける場所を選ぶ際、頭を悩ませています。そんな中、長崎県には成長期の子どもたちに大切な経験を提供するための数多くの“体験資源”が隠れています。この背景から、長崎県観光連盟やトヨタグループなどが協力し、新たなプロジェクト「冒険する長崎プロジェクト」が立ち上がりました。このプロジェクトは、“ワクワクを探しに出かけよう”を合言葉に、子どもたちの貴重な原体験を創造することを目指します。
冒険マップで体験の魅力を発信
このプロジェクトでは、長崎県全体を“冒険マップ”として位置づけ、まだ知られていない文化や自然体験を“冒険アクティビティ”として公式ウェブサイトを通じて広めていきます。多くの家庭が長崎の魅力を感じ、子どもたちが楽しむことで、地域全体の観光活性化にも寄与することが期待されています。
この取り組みの実行委員長には、蝶の採集家であり、長崎の魅力を深く知るフリーアナウンサーの浦里和弘氏が就任。彼は、子どもたちが五感を通じて冒険を体験し、自然とのふれあいを通じて成長してほしいという強い想いを語っています。
実行委員会メンバーと協力体制
プロジェクトには、多くの実行委員が参画しています。長崎県観光連盟の専務理事である加藤一征氏や、長崎女子短期大学の松尾公則教授をはじめ、観光協会や各種団体の代表者が集まり、地域の魅力を発信する役割を果たしています。また、西九州トヨタをはじめとする自動車会社が特別協賛として参加しており、次世代を担う子どもたちへの移動体験提供に力を入れています。
公式WEBサイトの開設と今後の展望
プロジェクトの公式ウェブサイト(
冒険する長崎プロジェクト)では、年間150以上の冒険アクティビティが紹介され、参加者を募集します。また、公式SNSも立ち上げ、FacebookやTwitter、Instagramを通じて、県内外の人々に長崎の魅力を発信する予定です。毎週水曜日には公式番組が放送され、家族全員が楽しめる内容になるとのことです。
地域の活性化に向けた活動
長崎県内21市町の協力を得て、このプロジェクトは子どもたちに良質な冒険体験を提供することで地域の健全な育成にも貢献します。地域の観光情報の発信にもつながり、観光産業の活性化が期待されています。プロジェクトの発表会で、町の魅力や地域資源を次世代に伝えることの重要性が強調され、地域全体でこの取り組みを盛り上げる意欲が見られました。
この「冒険する長崎プロジェクト」は、単なる観光振興にとどまらず、子どもたちの未来を見据えた新しい冒険の場を提供することで、長崎県全体の活性化を図っています。