株式会社工進、環境マネジメントの新たな一歩
京都府長岡京市に本社を構える株式会社工進は、創業から75年以上にわたり、ポンプや発電機、様々な洗浄機を開発・販売してきました。その工進が、地球環境への配慮をさらに強化するため、2025年4月には日本独自の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証を取得しました。これは、持続可能な社会の構築に寄与するための重要なステップといえるでしょう。
工進の環境経営に根ざした理念
工進では、事業活動における環境負荷の削減を重要な経営課題として掲げており、豊かな社会の発展に貢献するために、環境に配慮した製品づくりに注力しています。今後は、エコアクション21の活動を通じて、電力などのエネルギー効率の利用や使用量の削減、廃棄物の削減、水源や土壌汚染の防止、資源の有効利用を実現していく予定です。特に、省エネや長寿命、包装削減を製品開発において重点項目とし、全社員が一丸となって取り組んでいます。
太陽光パネルの導入とその成果
工進の具体的な取り組みの一例として、本社の製造施設と倉庫の屋根に85%以上の太陽光パネルを設置しました。このパネルからは、月におよそ30,000kWhの電力が発電され、企業全体のエネルギー効率の改善に貢献しています。これは、地球温暖化対策に資する重要な施策として評価されています。
環境負荷低減に向けた商品開発
また、工進は環境に優しい製品の開発も進めています。特にバッテリー技術を利用した製品のラインアップは着実に増加しており、2017年には「スマートコーシンシリーズ」として、共通のバッテリーで動作する充電式草刈機を市場に投入しました。このシリーズには現在、チェンソーやポンプ、噴霧器など多様な製品が揃っており、今後もさらに製品を拡充する計画です。
リサイクルへの取り組み
工進では、製品の梱包材に関しても持続可能性を重視。これまではプラスチック製の緩衝材を使用していましたが、環境に配慮したリサイクル可能な段ボールへ順次変更してきています。このような取り組みも、企業が環境保護をどのように実行しているかの一端を示しています。
エコアクション21とは
「エコアクション21」は、環境省が策定した、日本独自の環境マネジメントシステムです。企業が環境への取り組みを計画し、実行し、評価し、改善するための仕組みであり、多くの日本企業がその認証を取得しています。工進もその一員として、これからも社会貢献を目指し続けるでしょう。
おわりに
工進は、1948年の創業以来、「ポンプ一筋」の精神で信頼を積み重ねてきました。今後もお客様のニーズに応え、より良い商品を提供すると共に、環境への取り組みを強化し、持続可能な社会の実現へ向けた努力を続けていきます。これからも、工進の新しい価値創造と環境への貢献に期待が寄せられます。