エンジニアの生成AI活用
2024-09-26 11:32:51

エンジニアの生成AI活用状況を分析:世代間ギャップと仕事の未来

エンジニアの生成AI活用状況を分析:世代間ギャップと仕事の未来



株式会社Hajimariが運営するITプロパートナーズは、日本国内のITエンジニア300名を対象に生成AIに関する調査を行いました。この調査は、エンジニアの生成AI活用意欲や実際の業務への影響を探るもので、特に世代別の意識差が興味深い結果を示しています。

1. 概要と調査実施の背景



調査は2024年9月にインターネットを通じて実施されました。結果として、約29%のエンジニアが生成AIを業務に活用していることが明らかになりました。しかし、若手の20〜30代層の半数以上が「活用する気なし」と答えている点も印象的です。この結果は、若者が新技術に対してあまり積極的でないという一般的な認識とは裏腹のものでしょう。

2. 世代間の意識差



調査によると、40〜50代のエンジニアは生成AIの活用意欲が高く、36.26%が「活用したいができていない」と回答しています。対照的に、20〜30代は17.81%と低い数字にとどまり、若手エンジニアがAI活用に消極的な傾向が確認されました。この現象は、若者のキャリア形成や仕事の進め方に新たな課題を投げかけています。

3. 年収と生成AI活用の関係



年収別のデータも興味深い結果を示しました。年収1,000万円以上のエンジニアは約60%が生成AIを利用しているのに対し、年収400万円以下では20%を下回ります。この傾向は、経済的な余裕が生成AI活用に影響を与えうることを示唆します。

4. 業務効率への影響と新たな課題



生成AIを活用するエンジニアの約90%が業務への効果を実感し、36%が1日2時間以上の作業効率改善を報告しています。しかし、同時に質の維持やシステム統合の難しさなど、新たな課題にも直面しています。求人市場では生成AIスキルを求める声が高まり、これがエンジニアの報酬にも影響を及ぼしているようです。

5. 企業に求められる支援と導入政策



調査の中では、生成AIを活用していない理由として「業務遂行に必要ない」「セキュリティリスク」「信頼性への不安」が挙げられました。また、約56%のエンジニアは生成AIに対する興味を示しており、今後の普及が期待されます。企業は具体的な導入計画や成功事例を示すことで、より多くのエンジニアの活用を促す必要があります。

6. 最後に



本調査から得られた結果は、エンジニアが生成AIに対する理解と導入のギャップを抱えていることを浮き彫りにしています。特に、現状では「認識と行動のギャップ」が見られ、多くのエンジニアが変化を感じつつも行動に移せていないことが明らかとなりました。これからの生成AIの時代に向けて、ITプロパートナーズはエンジニアと企業の双方に対して、さらなる支援を行っていく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社Hajimari
住所
東京都渋谷区道玄坂一丁目16番10号渋谷DTビル6階/9階
電話番号
03-6450-6076

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