株式会社Linc、外国人材支援の新たなステップ
株式会社Linc(本社:東京都千代田区)は、外国人材の採用と定着を支援するプラットフォーム「Linc Global Hub」を中心に、建設・物流業界向けのサービスを拡大する意向を表明した。本報告では、同社が大和ハウスグループグロースファンドから2億円の資金調達を実施し、累計資金調達額が5億円に達したことをお伝えする。
資金調達の背景
少子高齢化が進む日本では、労働力不足が経済成長にとって大きな課題となっている。特に、建設や物流業界は深刻な人手不足に直面しており、日本経済新聞社によると、建設業界の未完了工事額は過去最大の15兆円を超えている。時間外労働の上限規制に伴い、さらに厳しい状況が予想される中、外国人材が新たな解決策として期待されている。政府も特定技能制度の拡大を進め、外国人材の受け入れを後押ししている。
Lincは今回の資金調達を通じて、AI搭載の採用管理プラットフォーム「Linc Global Hub」を強化し、外国人材の採用と定着を支援する。当プラットフォームは、求人情報と求職者データを集約し、最適なマッチングを提供する。
今後の展望
Lincは、外国人材の採用と育成、定着を支援するため、以下の3つの柱に基づく包括的なソリューションを提供することを目指している。
1. 人材確保・定着
業界特化型の採用ソリューションを提供し、独自の外国人材コミュニティとAIマッチングを活用して、多様な人材ニーズに対応。入社から定着までを支援することで、人材の育成と業界の基盤強化を図る。
2. 研修・育成
建設・物流業界に必要なスキルを習得できるカリキュラムの開発を進め、安全教育や日本語能力向上のための学習プログラムを提供し、外国人材のスキルアップと生産性向上を目指す。
3. 生活支援・地方創生
外国人材の生活サポートを通じて、特に人材不足が顕著な地方での住環境やコミュニティ形成を支援し、持続可能な地域社会の実現を目指す。
Linc Global Hub(グロハブ)の特徴
Linc Global Hubは、日本初の外国人材に特化したAI採用管理プラットフォームで、企業の求人と求職者情報を集約し、AIがマッチングを支援。面接調整やビザ管理など、採用プロセス全般を一元管理し、企業の採用業務に革命をもたらす。
課題解決のための機能
- - 採用ミスマッチの解消:AIが企業と候補者のデータを分析し、マッチング精度を向上。
- - 効率化したコミュニケーション:多言語対応のAIメッセンジャーによる自動回答で、連絡やスケジュール調整を簡素化。
- - 情報管理の自動化:在留カードなどの情報を自動で読み取り、更新業務を迅速化。
Linc CEOのビジョン
LincのCEO仲 思遥は、自身の外国人経験を背景に、「日本に来て良かった」と心から思える外国人材を増やすことを使命とし、建設・物流業界が魅力的な職場となるよう全力で取り組む意向を示している。Lincは、全ポジションでの採用を強化しており、グローバル人材が活躍できる未来を見据えている。
Lincについて
株式会社Lincは東京都千代田区に本社を構えており、AIを活用した外国人材支援に特化した企業です。労働の質と生活の質を向上させるサービスを通じて、持続可能な社会を目指しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください:
Linc