インドデリー商工会での結び手のプレゼンテーション
NPO法人結び手(代表:福岡洸太郎)は、インドのデリー商工会にて、100社を超える参加企業に向けて団体の活動紹介とインドの貧困地域における課題についてのプレゼンテーションを行いました。結び手は、主に教育支援と女性の自立支援を目的とした活動を展開しており、啓発活動を通じて企業に対する協力を呼びかけています。
団体紹介
結び手は、日本とインドを中心にして活動する非営利団体であり、教育の機会が乏しい地域の子どもたちと、働く機会のない女性たちを支援することをミッションとしています。プレゼンテーションでは、組織のビジョン、ミッション、過去の実績を説明し、参加企業にも共鳴を呼びかけました。
貧困地域の課題とは
教育の不足
多くの貧困地域においては、基礎教育が不十分なために多くの子どもたちが読み書きや算数を学ぶ機会を得られていません。この教育の不足は、詐欺や汚職の温床にもなっており、参加企業に具体的なケーススタディも交えながら、問題の深刻さを訴えました。
詐欺や汚職被害の現状
教育にアクセスできないために、低いリテラシーが詐欺に遭いやすい環境を生み出している点についても触れ、さらに教育の重要性を強調しました。これにより企業参加者がCSR(企業の社会的責任)に基づく活動を行いやすくするための土壌を整えていくことが求められています。
CSR予算の活用提案
結び手は、企業に向けてインドの法律に定められたCSR予算を活用することを提案しました。具体的には、以下のようなプロジェクトが紹介されました:
- - 基礎教育プロジェクト: 未就学児から小学生を対象にした学びの機会を提供し、リテラシーの向上を目指します。
- - 子ども新聞プロジェクト: 無料で配布される新聞を通じて、子どもたちの読み書き能力を育成します。
- - ブロックプリント封筒の製作: 教育を受けていない女性たちが自宅で仕事を得る機会を提供し、回収された新聞を使って綺麗な封筒やバッグを製作します。
- - バナナチップス販売: 地元で栄養価の高いバナナチップスを販売し、女性の雇用創出と地域社会の栄養改善を図ります。
今後の展望
結び手は、このプレゼンテーションを通じて多くの企業がCSR活動に参加し、インドの貧困地域における課題解決に取り組むことを期待しています。また、これからも教育支援や女性の自立支援を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。企業の皆様には、ぜひこの活動に賛同していただき、CSR予算を活用した社会貢献活動を共に進めていくことをお願いしたいと思います。
より詳しい情報については、結び手の公式ウェブサイト(
https://www.musubite.org/)または、代表福岡まで直接お問い合わせください。
結び手の紹介
NPO法人結び手は、「世界から外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」というミッションを持ち、2021年に設立されました。インドのビハール州やラジャスタン州を中心に、教育の機会を提供するために活動を展開しています。今後とも多くの支援者との連携を進め、より多くの子どもたちと女性たちを支えていく所存です。