こぶし建設が建設現場でのDXを推進する新たな取り組みとは

こぶし建設が推進する「GENBAx点検」とは

建設業界は長年にわたり、デジタル化や効率化が急務とされてきましたが、様々な課題が存在します。そんな中、北海道に拠点を置くこぶし建設株式会社は、SORABITO株式会社が提供する「GENBAx点検」を導入しました。この取り組みは、建設現場における安全性の向上と業務効率の改善を目的としています。

こぶし建設の背景

1948年に設立されたこぶし建設は、道路や河川、農業土木などの公共事業を中心に手掛けてきました。現在、建設業界全体が抱える「2024年問題」に対処すべく、建設DXの推進に力を入れています。特に自社システム「AI姿勢検知システムAI‘ｓ」は、作業員と建機との接触事故を防ぐための重要な役割を果たしています。

建設現場においては、紙ベースでの業務が未だに多く残っており、効率化が求められています。この状況を打破するために、こぶし建設は「GENBAx点検」の導入を決定しました。

GENBAx点検の特長

「GENBAx点検」とは、建設現場における様々な点検業務をペーパーレス化するサービスです。このシステムの最大の魅力は、スマホやパソコンを使って点検が可能であり、結果がリアルタイムで共有できる点にあります。

スマホでの簡単な点検

点検業務は通常、手間がかかり時間を要するものですが、「GENBAx点検」ではスマホを利用して管理することができるため、作業員の手を煩わせることなく業務を進めることができます。QRコードを用いた簡単なログインが可能で、協力会社ともスムーズに連携できます。

リアルタイムでの結果共有

すべての点検結果はリアルタイムで集計され、パソコンでの確認も簡単に行うことができます。これにより日々の点検状況が可視化され、必要に応じてアラートを受け取ることが可能です。これまで回収が必要だった点検表も不要になります。

電子承認機能の導入

点検結果の承認も、パソコンやスマホから行える電子承認機能がついており、いつでも、どこでも承認ができます。社内での回覧を不要にすることで、業務の効率化をさらに推進します。

建設業界の未来

SORABITO株式会社は、「はたらく機械のエコシステムを共創する」というビジョンを掲げ、建設業界のデジタル化を進めています。こぶし建設とSORABITOの協力によって、多くの建設現場での業務がスムーズに進み、その結果、安全性や生産性の向上が期待されます。

建設業界は長年にわたり、従来の業務形態に囚われてきましたが、こうしたデジタルツールの導入によって新たなソリューションが提供されることが求められています。これからの時代、こぶし建設のような企業がどのように変化していくのか、今後も注目されることでしょう。