Domo、6年連続の偉業
AIを活用したデータ活用プラットフォーム「Domo」を展開するドーモ株式会社は、株式会社富士キメラ総研の市場調査レポートにおいて、2024年度のSaaS型BIツールの国内市場シェアNo.1を獲得したことを発表しました。これにより、同社は2019年度から6年連続でこの地位を維持しています。
この成功は、単に販売数字の向上に留まらず、企業のデジタル化へのニーズが高まり、データ活用が経営戦略の重要な要素となったことと関連しています。特に、この市場調査では、パッケージ型BIツール市場が縮小する一方で、SaaS型BIツール市場は年平均成長率10.5%を記録するなど、活況を呈しています。この背景には、企業のデータ活用の領域が広がり、経営部門だけでなく、様々なビジネス部門においても収集したデータの利用が進んでいることが挙げられます。
2024年度はSaaSツール市場全体が好調であり、企業内のデータ活用人数や利用量が大きく増加しています。これにより、デジタル人材育成への投資も活発化し、データリテラシーの向上が進んでいます。2025年度以降もこの傾向は続く見込みで、特に生成AIやAIエージェントを活用した分析支援が進むことによって、中堅・中小企業にも新規導入が期待されています。
Domoの強み
Domoの優れた点は単にデータを可視化するだけではなく、専門知識がない従業員でもスムーズにデータを活用できる環境を提供している点です。Domoは、データ活用のための多機能プラットフォームを提供し、全ての従業員が迅速かつ的確にデータを操作できることを目指しています。特に注目すべきは「Domo.AI」という機能です。これにより、より複雑なデータを簡潔に理解し、迅速な意思決定を可能にしています。これには、セキュリティや透明性が確保されている点も重要な要素です。
社長の意見
ドーモ株式会社の川崎友和社長は、6年連続で市場シェアNo.1を獲得できたことに対して喜びを表し、Domoのプラットフォームが企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進ニーズにマッチしている点を強調しました。彼は、「データを単に見える化するだけでなく、アクションにつなげるための価値を引き出すことが重要であり、今後もAI技術の発展に注力していきたい」と語っています。
企業のデータ活用の新役割
さらに、ドーモ株式会社は新たに「データアンバサダー」という役職も提案しています。この役割は、企業内でのデータ活用を一段と促進するために設定されており、経営者や事業部門、IT部門との連携を深めるための重要な橋渡し役として機能します。データ文化を企業全体に浸透させ、DXの成功に向けて新たなコミュニティを形成することを目指しています。
Domoの取り組みは、ますますデジタル化が進むビジネス環境の中で、企業が競争力を保つための重要な鍵となるでしょう。今後も、Domoの成長と活躍に注目が集まります。
その詳細については、Domoの公式サイトやSNSで随時発信されています。ぜひチェックしてみてください。