横浜発の共創型環境教育プロジェクト「MEBUKU」第2期始動

横浜から新しい価値を生み出す「MEBUKU」

「MEBUKU by Vlag yokohama」が第2期に採択され、神奈川県横浜市を拠点に環境教育の新たな取り組みが始まります。

MEBUKUとは？

「MEBUKU」は、夕焼けに染まる横浜の街で「暮らしを起点に新たな価値を共創する」をテーマにしたアクセラレーションプログラムです。横浜の魅力を最大限に活かし、多様な視点から新しいアイデアを生み出し、地域に根付いた活動を促進することを目的としています。

第1期では、食、ウェルビーイング、子育てなどをテーマにした多様なプロジェクトが選ばれ、社会実験や事業化に向けた試みが行われました。第2期にあたる今回は、より実践的なサポートを提供し、企業、自治体、クリエイターなどが協力して新たな生活スタイルや環境への配慮を育てることに焦点を当てています。

環境教育と地域資源循環

この度採択されたプロジェクトは、「朝顔鉢で芽吹く共創型環境教育」として、小学校から出た使用済みの朝顔プラスチック鉢を再利用し、日本の伝統工芸品である広島熊野筆の「持ち手」にアップサイクルする取り組みです。このプロジェクトでは、環境保護の重要性を子どもたちに伝え、彼らが持っていた朝顔鉢を基に製作された熊野筆を通して、実際の教育活動に活用される予定です。これにより、地域資源の循環とともに、日本の伝統工芸の継承や発展にも寄与します。

GREEN EXPO 2027に向けた取り組み

さらに、「MEBUKU」プロジェクトは、2027年に横浜市で開催される予定の「GREEN EXPO」にもつながっています。このイベントは、地域の経済や社会課題の解決を見据えた国際的な園芸文化の普及を目的としており、横浜を花と緑であふれる地域にするため、さまざまなステークホルダーと連携を深めていくことに取り組んでいます。

各企業や団体が協力することで地域の持続可能な発展を実現し、横浜から新たな価値を生み出していく姿勢が強調されています。

コミュニティの力

このプロジェクトを通じて、地域の人々が一堂に会し、共に学び、協力していくことの重要性が再認識されています。「MEBUKU」では、地域の多様な関係者が集まり、持続可能な社会に向けての取り組みを共同で進めています。

こうした活動がさらなる広がりを見せる中で、横浜の「MEBUKU」が育む新しい生活のスタイルが、他の地域にも影響を与えることが期待されています。地域資源を活かしながら、持続可能な未来を描いていくこのプロジェクトに注目です。