ローロー船が描く貿易の世界
日本は海に囲まれた島国であり、貿易を支えている重要な役割を果たしています。貿易に使われる貨物のうち、なんと99%が船によって運ばれているのです。特に、自動車やトラックなどの車両の輸送に特化した船、ローロー船(Roll-on Roll-off Ship)は、その重要性が増しています。この度、株式会社徳間書店から、ローロー船の仕事内容や生活を描いた絵本『ローロー船車を運ぶ』が発売されました。
この絵本は、小学校中学年の子どもたちにも理解しやすいように、ローロー船の仕組みを丁寧に解説しています。4500トンという巨大な船体には、7500台もの自動車が積載可能で、国内外の貿易に欠かせない存在です。特に、外国への輸送の1/4を占めるこれらの車両を安全に運ぶため、致命的な役割を果たしています。
書籍の著者、前田次郎氏は、デザイナーであり絵本作家として、これまでも多くの作品を発表してきました。彼の絵本『うみのまもの』は、国内外で高く評価され、「ホワイト・レイブンズ2025」や「2025えほん50」に選ばれています。彼の作品には、旅の経験や日本の自然への深い理解が反映されています。
絵本の中では、実際のローロー船を取材し、船員たちの仕事や船の生活風景をリアルに表現しています。航海士や機関士、そして料理人たちがどのように協力して目的地へ行くのか、また大きな船での生活がどのようなものなのかを細かく描き出しており、読者に温かみを感じさせるノンフィクション作品です。
ローロー船の働きを知り、さらにその背後にある貿易の重要性を理解することで、子どもたちが世界とのつながりを感じる手助けとなることを願って作られたこの絵本。貿易の仕組みを知ることで、彼らが将来の国際社会で活躍するための大切な基盤を育んでいくことでしょう。
書籍の価格は2090円(税込)、発売日は2026年8月19日です。この機会に、ローロー船の魅力に触れながら、貿易の世界を知る一冊を手に取ってみてはいかがでしょうか。
興味のある方は、書店やオンラインショップでぜひチェックしてください。豊かな内容が詰まった『ローロー船車を運ぶ』が、日本の未来を担う子どもたちにとって、大切な一冊となることでしょう。