LUCAの資金調達の意義
2022-06-15 08:10:01
LUCAが約2.2億円の資金調達を実施、投資家の支援を受けて事業拡大へ
LUCAが約2.2億円の資金調達を実施
オルタナティブ投資プラットフォームLUCAが最近、エンジェルラウンドにおいて累計で約2.2億円の資金を調達した。この資金調達により、LUCAは国内外のエンジェル投資家やベンチャーキャピタル(VC)、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)など、総計10名の投資者から支援を受けることができた。特に、コーポレート・ベンチャーからの支援は、今後有望な事業シナジーを生み出すことが期待されている。
投資家からの期待と評価
今回の資金調達に参加した投資家の一人である株式会社セゾン・ベンチャーズの浦田文秀氏は、オルタナティブ投資の多様性について言及。「これまでヘッジファンドや機関投資家だけがアクセスできていた市場を、LUCAが解放することで、日本の富裕層にもその恩恵が届くと信じています。また、当社との事業シナジーも期待でき、非常に楽しみにしています」とコメントしている。
また、代表取締役の伊藤千恵氏が率いるFINOLABも、LUCAの理念に賛同している。伊藤氏は「これまではオルタナティブ投資は一部の富裕層の特権でしたが、LUCAはテクノロジーを駆使してこれを解消しようとしています。この取り組みに強く共感しています」と述べている。
LaunchPad Fund株式会社の岡本彰彦氏は、LUCAのプラットフォームがどのように借金的なオルタナティブ投資を変革するかに期待を寄せている。岡本氏は「複雑な投資プロセスをデジタルで効率化し、より高い透明性を提供できることが重要です。LUCAはそれを実現するためのチームとミッションを持っています」と強調した。
プラットフォームの進展と将来の計画
LUCAはこの資金調達を契機に、プラットフォームのデモ版を完成させ、信託銀行や証券会社、ウェルスマネジャー向けに説明を開始した。これは未来の利用者と密接に連携し、投資家への情報提供を強化するための一歩である。また、今夏には適格機関投資家向けの初の1号ファンドを設立する計画を進めており、そのための需要調査も積極的に行っている。
今後の事業拡大へ向けて
資金調達後、LUCAはチームの拡充や情報発信の強化も視野に入れている。これにより、より多くの投資家にオルタナティブ投資の利点を広め、健全な資産形成をサポートすることを目指している。2021年7月に設立されたLUCAジャパン株式会社は、「オルタナティブ投資をもっと身近に」という理念のもと、従来の投資の枠を超えた幅広い選択肢を提供する取り組みを続けている。
特に、LUCAが提供するプライベート・エクイティやベンチャーキャピタル、不動産ファンドなどの登場は、日本の広範な投資家に新たな機会をもたらす。シンガポールのXen Technologiesとパートナーシップを結ぶことで、日本市場に特化したプラットフォームを進化させていく計画も進行中だ。
このようにLUCAは、今後のオルタナティブ投資市場において大きな役割を果たす可能性がある。資金調達を通じて、LUCAは一歩進んだ未来の形成を確信している。
会社情報
- 会社名
-
LUCAジャパン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル4階 FINOLAB
- 電話番号
-
03-6822-2060