SRSSが最優秀賞受賞
2025-08-07 10:48:34

除雪支援システム「SRSS」が東北地方整備局管内業務発表会で最優秀賞を受賞

除雪支援システム「SRSS」が最優秀賞を受賞



2023年6月、国土交通省東北地方整備局主催の「令和7年度東北地方整備局管内業務発表会」において、ダイナミックマッププラットフォームのグループ会社であるAxyzが提供する除雪支援システム「SRSS」が最優秀賞を受賞しました。この受賞は、岩手県の八幡平アスピーテラインの除雪作業における技術的課題を解決するための重要な一歩となりました。

除雪支援システム「SRSS」とは



SRSSは、自動運転車にも活用される高精度な3次元地図データを利用した除雪支援システムです。このシステムは、携帯電話の電波が届かない地域や悪天候でも安定して動作し、センチメートル単位での高精度なガイダンスを提供します。特に、除雪作業の安全性と効率性を向上させるために設計されており、タブレット端末上でがけ地や危険物の位置を「見える化」します。

除雪作業の現状と課題



八幡平アスピーテラインは、岩手県の観光名所として知られる春の「雪の回廊」で非常に人気があります。しかし、春先の除雪作業は非常に過酷で、安全確保が容易でない状況にあります。作業員は長年の経験と勘に頼らざるを得ず、視界不良や道路位置の把握が難しいという現実があります。また、指標木の破損や高齢化した作業員の問題も顕在化しています。

SRSS導入の効果



SRSSの導入により、これらの課題は大きく改善されました。まず、作業時間の短縮と安全性の向上を実現しました。これによって、作業員は週休2日を確保できるようになり、働き方改革にも貢献しました。

また、指標木の本数を大幅に減らし、補充コストや設置撤去にかかる手間も削減できました。2025年には300本を100本に減らす計画があり、これにより年間のコスト負担も軽減される見込みです。

作業員からの評価



SRSSを実際に使用した作業員からは好意的なコメントが寄せられており、安全性の向上や作業の効率化が評価されています。これにより、経験が浅い作業員でも安心して作業に取り組める環境が整いつつあります。

結論



ダイナミックマッププラットフォームは、高精度なデータをもとにした除雪支援システム「SRSS」を実用化し、今後もさらなる社会課題解決に向けて努力を続ける意向を示しています。今回の受賞は、業界における技術革新の一端を示すものであり、今後の展望にも期待が高まります。詳細は、岩手県県土整備部発行の「美しい県土づくりNEWS」や業務発表会の公式サイトで確認できます。


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会社情報

会社名
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-12-4ネクストサイト渋谷ビル12階
電話番号
03-6459-3445

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