LINEの新たな試み「ミニアプリタブ」
LINEヤフー株式会社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」では、2026年2月から新しい「ミニアプリタブ」のサービスがスタートする予定です。これにより、これまでの「ウォレットタブ」が刷新され、ユーザーにとってより便利な機能が追加されます。
「ミニアプリタブ」とは、店舗や企業が自身のサービスを「LINE」上で提供するためのアプリプラットフォームです。ユーザーは新たなアプリのインストールなしに、LINEを通じてさまざまなサービスを利用できます。これには、会員証の提示、モバイルオーダー、キャンペーン参加、さらにはゲームなどが含まれます。これにより、ユーザーは日常生活の中で、必要なサービスを手軽に利用できるようになるのです。
また、新たに導入されるLINEミニアプリ専用のメッセージ通知機能によって、順番待ちの呼び出しや予約のリマインドなど、重要なお知らせをLINE内で受け取れるようになります。これにより、ユーザーは更に便利な体験を手に入れることができます。
企業にとっても、このミニアプリが持つ利点は大きいです。ミニアプリ利用中にLINE公式アカウントの友だち追加を促進し、マーケティング施策やサービス改善に活用することが可能です。実際、LINEミニアプリはこれまでに25,000件以上のサービスがリリースされ、月間利用者数は1,680万人を超える人気を誇ります。
ユーザー体験の向上に向けて
新しい「ミニアプリタブ」では、ユーザーに過去に利用したLINEミニアプリの履歴が表示されるほか、よく使われているミニアプリも紹介されます。さらにカテゴリ別に人気のミニアプリを紹介する枠や、キャンペーンや注目サービスを訴求するバナーも設けられる計画です。ユーザーは、お気に入りのミニアプリをタブに登録しやすくなるほか、新設される特集欄やおすすめ欄の強化により、より多くのミニアプリを簡単に見つけられるようになります。
この新しい取り組みによって、ユーザーは「探す」「見つける」「繰り返す」という一連の体験をよりスムーズに行えるようになります。これにより日常生活の便利さが向上し、「LINE」はより身近なサービスとして進化します。
また、従来の「ウォレットタブ」のサービスは、「ミニアプリタブ」からも引き続き利用可能です。LINEヤフーは『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』というミッションのもと、ユーザー一人ひとりの利用状況や関心に基づいて、UIの最適化やミニアプリの開発、自治体や企業との連携強化を進めていく計画です。ユーザーにとって、LINEミニアプリが日常生活の便利な入り口となることを目指しています。