ストラタシス3Dプリンタ進化
2024-11-18 10:30:00

ストラタシス、Formnext 2024で3Dプリンタ最新技術を発表~生産性向上とダウンタイム短縮を実現~

ストラタシス、3Dプリンティング技術で生産性革命を起こす



ドイツで開催されるFormnext 2024において、3Dプリンタメーカーのストラタシス社が、FDM方式とDLP-P3方式3Dプリンタの最新アップデートを発表しました。この発表は、製造業界に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。

FDM方式の進化:Fortusシリーズの強化



FDM(熱溶解積層法)方式のFortusシリーズは、新たな乾燥キャビネット「Fortus FDC™」の導入により、大幅な生産性向上を実現します。このキャビネットは、材料の乾燥時間を短縮することで、プリンタの稼働時間を最大2.7倍に増加させることができます。これにより、長時間の連続印刷が可能となり、湿気による印刷不良も減少。特に大規模な製造現場において、ダウンタイムの削減に大きく貢献します。

さらに、静電気放電(ESD)保護機能を備えた新素材「FDM® PC-ESD」が追加されました。電子部品の製造に最適なこの素材は、工具や治具などの製造に活用され、電子部品の取り扱いにおける安全性を向上させます。

Ultem™ 9085樹脂にも新色が追加され、積層速度も向上しました。航空宇宙や自動車産業など、厳しい環境下での使用に適した高性能材料です。

DLP-P3方式の革新:Origin P3の素材拡張



Origin P3™プラットフォームは、30種類以上の新材料を追加。注型工具向けのセラミック充填材料「Ultracur3D RG 3280」も新たにラインアップに加わりました。これらの高性能材料は、自動車部品やイヤホンなどの製造に活用でき、射出成形と同等の精度と表面仕上げを実現します。

ストラタシスの展望



ストラタシスの最高事業責任者であるRich Garrity氏は、今回のアップデートについて、「お客様が製造プロセスでAMソリューションをさらに採用できるようにする上で、重要な要素は、製造する部品に必要な厳しい要件を満たす材料を提供することです。材料が多様な用途をサポートするまでに成熟することで、顧客は生産性を向上させ、コストを削減するためのアディティブ・マニュファクチャリング技術の独自の利点を活用する機会が増えています」と述べています。

まとめ



ストラタシスによるFDM方式とDLP-P3方式3Dプリンタのアップデートは、製造現場の生産性向上とコスト削減に大きく貢献する革新的な技術です。Formnext 2024で公開されるこれらの新技術は、今後の製造業界の動向を大きく変える可能性を秘めており、注目を集めることでしょう。Formnext 2024では、ストラタシスブース(ホール12.1、ブースD121)で詳細を確認できます。

ストラタシス社について



ストラタシス社は、航空宇宙、自動車、医療など幅広い業界に革新的な3Dプリンティングソリューションを提供するグローバル企業です。コネクテッド3Dプリンタ、高性能材料、ソフトウェア、オンデマンドパーツ造形サービスなど、包括的なソリューションを提供することで、顧客の競争優位性を強化しています。


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会社情報

会社名
株式会社ストラタシス・ジャパン
住所
東京都中央区新川1-16-3住友不動産茅場町ビル3階
電話番号
03-5542-0042

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