企業のAI導入相談が急増!受託開発の実態調査結果を分析
AIやデジタル技術を取り入れたいと考える企業が増える中、AIを用いた受託開発や導入コンサルに関する相談件数が急増しています。最近、AIとビジネスを繋げるコーレ株式会社が1,003名を対象に実施した調査では、実に約9割の企業がAI関連の相談が増加していると回答しました。調査の概要と結果から、企業がどのようにAI導入へと踏み切ろうとしているのかを掘り下げてみましょう。
調査の背景と概要
コーレ株式会社は、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)関連のサービスを提供している企業であり、システム受託開発会社やコンサルタントなどの専門家を対象に、AIに関する相談の現状を探るために調査を実施しました。調査期間は2025年2月3日から5日まで、調査手法はインターネットを通じたもので、1,003名の専門家が参加しました。
AI相談の数が増加中
調査結果によると、AI受託開発や導入に関する相談が増えていると回答した専門家は90.1%に達しました。これはAIに対する関心が高まっていることを示す重要な指標です。特に多かったのが、「会社がAIに取り組む方針を持っているが、具体的な方針が決まっていない」という意図的な相談例でした。
相談内容の傾向
相談内容は多岐にわたりましたが、最も多かったのは「詳しいことは決まっていないが、AIで何かをしたい」とするレベルのもので、これは48.4%の支持を得ています。また、AIの具体的な機能や実装方法についての質問が次に多く、企業がまだAI技術に対して十分な知識を持てていないことが浮き彫りになりました。
受託開発における対応方法
多くの企業は、AIの受託開発や導入に関してどのように対応しているのでしょうか。調査によると、38.7%が外部のコンサルタントやエンジニアと協力していると回答しています。それに対して、34.0%は社内での対応の可否を依頼情報の内容によって決定しているとのこと。これにより外部の支援を求める動きが強いことが伺えます。
エンジニアの状況と外注の実態
調査では、社内にAI関連の開発に対応できるエンジニアがいるという回答が約9割を占めましたが、実際に8割の企業がAI開発を外注しているという結果も明らかになりました。企業が外注を選ぶ主な理由は、リソース不足や専門的な知見の必要性です。
受注につながる割合と営業コスト
AI相談から実際に受注に繋がる割合は1~5割未満が最多で、受注確定までの平均期間は多くの場合1〜2ヶ月です。また、受注1件あたりの営業コストは、30万〜50万円未満が最も多く、これが営業上の負担を強めていることも浮き彫りになっています。
まとめ
今回の調査から、企業がAI受託開発や導入コンサルの相談を増やしている一方で、AI関連の知識やリソースが不足していることが浮き彫りになりました。専門的なサポートが求められる中、コーレ株式会社は今後もAIを活用する企業に向けた支援をしていく方針です。AI導入の需要は高まり続けていますが、課題の解決に向けたアプローチが必要です。
コーレ株式会社はAI導入を考える企業向けに、コンサルティングやシステム開発の支援を行っています。ぜひ、お問い合わせください。詳細は
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