明治学院大学では、2025年のプライド月間に合わせて「レインボーフェス」を開催します。このフェスは、6月16日から28日までの期間中に、LGBTQに関するさまざまな活動やイベントを通じて、多様性を称えることを目的としています。これにより、大学内でLGBTQの学生及び教職員がより安心して過ごせる環境を整えることを狙いとしています。
イベントの詳細
「レインボーフェス」では、以下のようなイベントが企画されています。まず、学内者を対象とした「ボラカフェ」が、6月16日(月)正午から開催されます。このイベントでは、オープンリーゲイの明学職員である砂川秀樹がLGBTQに関する基礎知識にやさしく答え、参加者からの質問に幅広く対応します。
次に、6月21日(土)には「つなが~るカフェ」というお話会が予定されています。このサークルでは、異なるセクシュアリティや学部の学生が集まり、テーマトークでの交流を深めることができます。交流の場として、多様な視点を求める参加者にとっても良い機会となるでしょう。
また、6月25日(水)にはワークショップ「レインボー缶バッチをつくろう!」が開催されます。このワークショップでは、参加者がオリジナルの缶バッジを作成し、自らのアイデンティティを表現できる場が提供されます。特に、ファシリテーターを務める松永美佐寿も、多様性に優しい環境作りへと導く役割を果たします。
さらに、学外者も参加が可能な「アロハの心をうたい継ぐ者」という映画の上映会が、6月27日(金)に行われます。上映後には、一般社団法人 LGBT法連合会の西山朗氏をゲストに迎え、トークイベントも実施されます。この上映会を通じて、ハワイにおけるLGBTQの文化や歴史について学ぶことができます。
展示も充実
学内での展示活動も行われます。6月16日(月)から27日(金)にかけて、LGBTQに関する資料展が横浜・白金キャンパスのボランティアセンターにて実施されます。また、図書館では「レインボーブックフェア」も同時に展開され、参加学生や教員の推薦書籍が展示される予定です。
明治学院大学の教育理念
このように、多様性を尊重し、在籍するLGBTQの学生や教職員が安心して学び、過ごせる環境作りを目指す明治学院大学。創設者のヘボン博士による「Do for Others(他者への貢献)」という教育理念が根付いています。
同大学は、今後もこのようなイベントを通じて性の多様性を広く理解し、社会における偏見や差別を解消していくことが期待されています。教育の場として、LGBTQに関する正しい知識を育む支援を続け、学生たちがより豊かな人間性を育むことを目指しています。
明治学院大学の公式Webサイトや学内イベントの詳細については、以下を参照してください。また、2024年には新たに理系学部が設立される計画も進められています。多方面で成長を続ける同大学に、引き続き注目が集まることでしょう。