デヴィッド・ステンベック個展「Temporary Monuments」開催決定！西麻布の新たなアートスペースで幻想的な作品を楽しむ

デヴィッド・ステンベック個展「Temporary Monuments」開催のお知らせ

2024年9月13日（金）から10月2日（水）、東京・西麻布にあるWALL_alternativeにてスウェーデンのアーティスト、デヴィッド・ステンベックによる個展「Temporary Monuments」が開催されます。彼の作品はCGI（コンピューター生成画像）を駆使した幻想的な風景で知られ、詩的な要素が色濃く表れています。

デヴィッド・ステンベックは、1978年にスウェーデンのルンドで生まれ、詩人や文芸評論家としても活躍するアーティストです。彼は視覚芸術を通じて、自身の思考や感情を表現し、視覚化することに取り組んでいます。その作品は、空や雲、山、海といった自然の要素を取り入れた夢の中の風景を想起させます。展覧会では彼のユニークな作品が多様なスケールで展示され、観衆は現実と非現実の境界を探索する旅に出ることができます。

「Temporary Monuments」では、20点以上の印刷作品が展示されるほか、映像作品やLEDライトを活用した2メートルに及ぶインスタレーションも登場します。これらの作品は、彼の芸術観を一層深めるものとなるでしょう。デヴィッド本人も初来日し、観客との対話を通じて国際的なアートコミュニティを形成することを目指しています。

展覧会オープニングイベント
その展示の初日にあたる9月13日（金）には、小説家で詩人の川上未映子をゲストに迎えたトークイベントが実施されます。この貴重な対話の中で、ステンベックが自身の作品やアートに対する思いを語ることが期待されています。

アーティストの目指す世界

デヴィッド・ステンベックは、作品を通じて人間の野心、文化、自我を探求しています。彼は記憶や感情を具現化することに焦点を当て、戦争や勝利といった従来のテーマから一歩踏み込んで、個人の経験や感情のモニュメントを描き出しています。この展覧会は、感情が凝縮された瞬間をリフレクションとして見つめ直す機会でもあります。

「時に出会い、時にすれ違う恋人たちのように、感情のモニュメントは存在し続ける」と彼が語るように、この展覧会は生命の儚さや美しさ、そして人間関係の複雑さを視覚的に表現しています。彼の作品が持つ幻想的で奥深いテーマに触れることで、来場者は新たな気づきを得ることでしょう。