ロジンの抗肥満効果
2025-11-10 09:17:23

ハリマ化成グループが発表!ロジン由来化合物の抗肥満作用が確認

ハリマ化成グループ、ロジン由来化合物の抗肥満作用を確認



東京に本社を置くハリマ化成グループは、金城学院大学及び北里大学との共同研究を通じて、松から抽出される「ロジン」由来の化合物に抗肥満作用があることを確認しました。この重要な成果は、近年増加している肥満や関連する生活習慣病の対策に向けた新たなアプローチを提供するものです。

背景



現代社会において、脂肪が多く含まれる食事や運動不足が原因で、体内に余分な脂肪が蓄積されることが一般的になっています。肥満は糖尿病や高血圧症、脂質異常症など多くの生活習慣病と関係が深いことから、社会全体にとって重大な健康問題となっています。2022年に発表された「肥満症診療ガイドライン」では、生活習慣の改善が効果を示さない場合には、薬物療法の選択肢を考慮することが推奨されています。これにより、抗肥満薬の需要は急速に高まっており、新薬の開発や医薬品の保険適用も進んでいます。

研究成果



ハリマ化成グループは、ロジン由来化合物についての基礎的な研究を重ね、その生理活性を確認しました。今回の研究では、高脂肪食を摂取させた動物モデルを用いて、この化合物による体重減少効果が実証されています。この成果は、医薬品やサプリメント、機能性食品といった多様な領域での応用が期待されています。

特に注目すべきは、再生可能な天然資源である松から得られるロジンが、抗肥満に有効であるという点です。環境に優しい成分を用いたケア方法が広がることは、持続可能な開発を目指す現代において非常に重要といえるでしょう。

さらなる研究と実用化



ハリマ化成グループは、今後も金城学院大学および北里大学との協力を通じて、さらなるエビデンスの蓄積を目指します。実用化に向けて、製薬企業とのパートナーシップの構築にも力を入れていく方針です。また、2025年11月18日から20日に開催される「第42回メディシナルケミストリーシンポジウム」では、これらの研究成果を発表する予定です。興味のある方はぜひ注目してください。

まとめ



私たちは、長年にわたる研究を通じてロジンの可能性を探求し続けています。この開発品によって、パインケミカルの選択肢がさらに広がることでしょう。また、2022年に策定した中期経営計画「NEW HARIMA 2026」に基づく研究開発の取り組みとも合致しています。環境保護と人々の健康に貢献する素材を提供し続けることで、私たちの暮らしをより良いものにしていくことを目指しています。


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