地域密着型産前産後ケア
2023-10-18 09:00:01

産前産後ケアサービスが一般社団法人として新展開、地域に根ざした支援を目指す

新しい名称で産前産後ケアサービスがスタート



一般社団法人産前産後ファミリーケア協会が、これまで株式会社ピースコネクトにて運営していた産前産後ケアサービスを「Baby MUSE」として、新たに展開することが発表されました。2023年10月からのスタートに伴い、宮城県仙台市の地域密着型の非営利サービスとしての運用が期待されています。

育児の現状と課題



最近の育児休業取得率データによると、女性の取得率は80.2%に達していますが、男性はわずか17.13%に留まっています。育児休業を取得する男性が増加しているとはいえ、依然として多くの家庭では、仕事で外出している父親に対して、母親が孤独に育児を行う状況が続いています。昼夜を問わず赤ちゃんの世話に追われ、育児の合間には自分の食事すらも後回しにしなければならない母親たち。これは日本の多くの家庭で見られる光景です。

また、令和3年度には児童相談所での児童虐待に関する相談が207,660件に達するなど、家庭内でのストレスが増加しています。頼る人がいない状況で育児を行う母親たちが、精神的にも追い詰められている現実が浮き彫りになります。

新たな取り組み:「Baby MUSE」の施策



一般社団法人産前産後ファミリーケア協会は、2022年12月に設立され、育児の新たな形を提案することをミッションに掲げています。「誰かの犠牲で成り立つ子育てを終わらせ、社会全体で子育てを楽しむ文化をつくる」という目標のもと、同協会は地域に根ざした支援を行い、産前産後のサポートが当たり前の社会を実現するために活動しています。

「Baby MUSE」によって提供されるケアは、個々の母親の負担を軽減し、家族全体が子育てを共有できる環境を整えることを目的としています。産前産後に多様な支援を受けることができる社会を目指し、地域の生の声を反映したサービスを展開する計画が進行中です。これにより、家庭内で孤立しがちな育児の形が大きく変わっていくことが期待されています。

具体的な活動と今後の展望



産前産後ファミリーケア協会は、地域イベントや産前産後のケアに関する講演、スタッフの育成なども行っています。今年の3月には「こども赤ちゃんEXPO 2023 in仙台」を成功裏に開催し、9月には秋田で、12月には山形県酒田市での開催も予定されています。これらのイベントを通じて、地域住民に産前産後の大切さを啓発し、家庭だけでなく地域全体で子育てを支える意識を根付かせようとしています。

協会の活動が進む中で、子育てをより楽しく、安心できるものとするために、今後も様々な取り組みが続けられる予定です。社会全体が子育てを楽しむ文化を形作るために、あなたの参加も大いに求められています。

公式サイトとお問い合わせ



産前産後ケアサービスの詳細やお問い合わせは、以下のリンクからご確認ください。
産前産後ファミリーケア協会
Baby MUSE

育児の新たな形を一緒に作り出すため、地域密着型のサービスとともに、あなたの声を届けていきましょう。

会社情報

会社名
一般社団法人産前産後ファミリーケア協会
住所
宮城県仙台市青葉区木町通1丁目6−24
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。