フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生!
2024年8月28日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生しました。これは同園にとって、初めてのフタユビナマケモノの誕生という特別な出来事です。
母子の様子について
母親は2019年6月24日に生まれた5歳の個体で、初めての出産に挑みましたが、母子ともに元気な様子が見られています。観客たちも母親が赤ちゃんを優しく抱いている姿を目にし、その愛情に心温まる瞬間を目の当たりにしています。この赤ちゃんは現在、ふれあいの里「ハロールーム」で公開中で、来場者はその様子を観察することが可能です。
ただし、赤ちゃんは母親のお腹に抱かれていることが多く、観覧時には見えにくいこともあるため、その点をご了承ください。公開時間は開園から営業終了までとなっていますので、ぜひ訪問してみてください。
フタユビナマケモノとは?
フタユビナマケモノは南アメリカ北部の熱帯雨林に生息する有毛目フタユビナマケモノ科の動物です。体長は約60~70cm、体重は4~9kgで、主に木の葉や木の実を食べる葉食性です。繁殖期は3~4月で、妊娠期間は5~10ヶ月とされ、通常は1匹の赤ちゃんを出産します。
この動物の特徴的なのは、四肢でぶら下がるような姿勢で生活する点。特に夜行性であり、長時間木にぶら下がって眠ることが多いのです。また、1日の中で食事から睡眠、交尾、出産までを樹上で行うため、樹上生活に特化した独自の生態を持っています。
アドベンチャーワールドの取り組み
アドベンチャーワールドでは、「こころにスマイル 未来創造パーク」をモットーにし、すべての生命に幸福があふれる社会の実現を目指しています。SDGs(持続可能な開発目標)の理念のもと、動物たちや自然環境の保護に取り組んでおり、訪れる人々に教育の機会も提供しています。
これからも、フタユビナマケモノの赤ちゃんの成長を見守るとともに、アドベンチャーワールドの活動を応援していきましょう。この素晴らしい生命の誕生を全ての人が喜び、持続可能な未来をともに考えるきっかけとなることを期待しています。