QIDI Plus5の新たな挑戦
2026年8月5日、中国・深セン発で発表されたQIDIの大型3Dプリンター「QIDI Plus5」は、現代の製造ニーズに応えるために設計された次世代モデルです。このプリンターは、実用的な大きさを保ちながらも、造形サイズを約18%拡大し、320×320×300mmの造形が可能です。このサイズアップは、限られた作業スペースを効率的に活用することを目的としています。
高剛性フレームと高精度造形
QIDI Plus5は、造形ボリュームの拡大だけではなく、高精度な造形を追求した設計が特徴です。フルメタルフレームにより剛性を高め、改良されたモーションシステムが導入されました。X軸には高精度リニアレールを用いることで、摩擦抵抗を減らし、高速造形時でも静かな動作を実現しています。これにより、長期間の使用でも高精度な積層が維持できます。
さらに、タイミングベルトにも注目すべきポイントがあります。従来の2GTに代わり、より高い引張強度を持つ1.5GT・幅9mmの仕様を採用しており、高速造形中の方向転換や急加減速時でも優れた精度を維持します。これにより、ユーザーは安心してさまざまな形状の造形に挑戦できます。
精密な初層形成を実現
Plus5は、新世代のオートレベリングセンサーを搭載しており、ノズルがビルドプレートに直接接触して測定するゼロオフセット式です。これにより、様々な材質や振動の影響を受けにくくなり、初層形成の精密度が向上しました。これにより、非常に確実な初層定着が実現でき、より高品質な製品の造形が可能になりました。
強力なチャンバー温度制御
QIDI Plus5は、アクティブチャンバー加熱システムによりチャンバー温度を最大65℃まで上昇させることができます。この第3世代の加熱システムは550Wの高出力を持ち、従来のモデルと比べて37.5%の性能向上を実現しました。これにより、高温環境での造形もより迅速かつ効率的に行えます。また、エクストルーダー冷却システムも備わっており、長時間の連続造形においても安定した品質を保証します。
簡単に始められる3D造形
新たに登場した「QIDI Maker」プラットフォームは、3Dモデルの共有を可能にし、ユーザーは簡単にモデルを探し、タップすることで造形を開始できます。このプラットフォームは、スマホアプリと連携しており、複雑なスライスソフトの設定を省くことができるため、初心者でも安心です。必要な設定はプリセットされており、手軽に3Dプリンターへ送信可能です。
安全な造形環境
QIDI Plus5は、安全性にも配慮した設計が施されています。最新のAIカメラによって造形状況を監視し、トラブルも迅速に検知します。また、三重の空気フィルターシステムにより、空気環境が清浄に保たれ、クリーンな造形が実現されています。
販売と特典
QIDI Plus5は2026年8月5日から、QIDI公式ストアで販売されます。通常価格は120,999円ですが、発売記念セール期間中は107,999円で購入でき、新規ユーザー向けの特典も用意されています。
おわりに
QIDI Plus5は、妥協のない設計と高性能を兼ね備えた大型3Dプリンターであり、今後の市場で注目を集める存在になるでしょう。製造業やデザインの現場で求められる要件を全て満たすこの製品は、クリエイターの新たな挑戦を後押しします。