地域活性化を目指す「フラリコ」とは
「フラリコ」とは、西東京市の地域活性化を図るために開発されたタウン誌アプリです。2019年にベータ版がリリースされ、地域に住む人々や店舗の交流を促進することを目的としています。地域の情報が伝わりにくいという課題に応えるため、住民と事業者のつながりを強化し、「いつもありがとね」が溢れるようなコミュニティづくりを目指しています。
現代の情報格差とその影響
昨今、マーケティングの環境は急速に変化しています。AmazonやYouTubeの台頭により、地域密着型のビジネスにも新たな対応が求められています。かつては店舗の立地が優位性を持っていましたが、今ではネットでの競争が熾烈であり、多くの地域事業者は情報発信に苦労しています。特に、マーケティングスキルを持たない小規模事業者は、自社の魅力を効果的に伝えることができず、その結果、地域の事業者数はどんどんと減少しています。
住民の側でも、地域の情報を集めるためには口コミやチラシに依存しがちです。このような情報収集では、地域内の情報が偏り、必要な情報にアクセスできないことが多々あります。このような情報の格差を解消するために、「フラリコ」を通じて適切な情報の配信を行っていくことが求められています。
「フラリコ」の3つの特徴
「フラリコ」には、地域密着型タウン誌アプリとしての特長がいくつかあります。
1. 生活に密着した情報の配信
ユーザーである地域住民は、天気予報や交通情報、あるいは市役所からの重要なお知らせなど、生活に密接に関わる情報を目にすることができます。
2. 無料での店舗情報の掲載
地元事業者であれば、個人・法人問わず無料で店舗情報を掲載できます。基本情報に加え、写真やクーポンも無制限に発行可能です。
3. お手頃なPR機能
新メニューや限定イベント情報のPRは月額2980円から行えます。求人情報は1万円から掲載可能で、少数精鋭の組織によりこれらの価格が実現しています。
地元経済の活性化を後押し
今後、「フラリコ」は地域情報の発信プラットフォームとしての役割を強化していく計画です。クーポンや求人情報を通じて地域の店舗を支援し、地産地消のネットワークを活性化するため、各地域の役所や商工会との連携を図ることを目指しています。
創業者の想い
このアプリの創業者である市瀬航平氏は、西東京市で育ちました。彼は幼少期に地域のお店とのつながりによる温かい空気感が大好きでしたが、都会での生活を経験する中で、小さなつながりが希薄になっていることに気付いたそうです。地域密着型のお店が減少し、モノカルチャーが進む現状に危機感を抱いている氏は、地域の多様性を再生し、「フラリコ」を通じて温かみのある町づくりに寄与することを願っています。
アプリの詳細情報
- - 配信開始日: 2020年1月8日
- - 配信形式: iPhone、Android向けアプリ
- - カテゴリ: ライフスタイル
- - 価格: アプリダウンロード無料
- - 配信地域: 日本全域
- - 対応言語: 日本語
- - 公式サイト: furarico.net
会社情報
企業名: 株式会社someru
所在地: 東京都西東京市
代表者: 市瀬航平
設立: 2018年12月
お問い合わせ:
[email protected]